橋本と対立している瀬戸達
を他の者達はすぐに気づく
柴田と安部も何があったか
理由を瀬戸から聞いていた
橋本にも確認してみる。
橋本は何も答えなかった。
そしてそれは沢田と宮根の
弟子達にも伝えられた。
橋本が女を本気で殴った。
気絶するまで全力で殴った
それは全て事実だった。
橋本は何も否定しなかった
宮根と沢田の弟子も瀬戸に
ついていくことになった。
しかし柴田と阿部は橋本に
ついていくことを選んだ。
宮根「本気か?お前?」
柴田「俺は橋本につくわ」
安部「俺も橋本につくよ」
沢田「なんでやねんな」
柴田「瀬戸の行っている事
は多分ほんまの事やろう」
安部「橋本も否定する事が
無いからそうやろうな」
沢田「女殴ったんやぞ?」
柴田「まぁ最低やなぁ」
宮根「やのになんでや?」
安部「理由があったんやろ
人には言えへん理由がな」
柴田「じゃあ俺達行くわ」
安部「これからは会う事も
なくなってくやろーな」
柴田と阿部は去っていった
そして内部分裂が起こった
橋本派と瀬戸派は話さない
お互い話する事なかった。
これが大きい問題だった。
この間に兵庫連合は拡大を
続け勢力図を増していた。
瀬戸は美樹のお見舞いに
毎日通っていた。
美樹はまだ口が開けない。
ずっと黙ったまんまだった
瀬戸「美樹・・ごめんな」
瀬戸は何故か謝っていた。
美樹の味方になりきれない
美樹がボロボロになっても
橋本を憎めなかったから。
もし橋本と今この状態で
喧嘩をしたら元に戻れない
そんな気がしてならない。
その時誰かが見舞いに来た
仲のよいヤンキー友達と
ヤンキーの先輩の男だった
不良「おい。羽田ぁ」
瀬戸「あいつは・・・
あん時のあいつか・・・」
瀬戸が以前帰りに見た時に
瀬戸と美樹の関係を聞いて
来た高校生っぽい男だった
不良「おい。なんでやねん
お前誰にやられたんやぁ」
不良は本気で悲しんでいた
美樹の事が好きだったから
美樹の親が不良を外へ出す
不良のせいでこうなったと
親は思っていたから。