第505話 夢心地

2014年8月4日月曜日

第20部-兵庫連合-

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美樹「話ってなんです?」

美樹は嬉しそうにしていた

橋本「あぁ・・ちょっとな
美樹はなんで急に暴走族に
入ったん?それ知りたい」

美樹「それが話・・・?」

橋本「あぁ。それが話や」

美樹は少しすねていた。

美樹「言いたくないなぁ」

橋本「教えてくれや」

美樹「じゃあ条件がある」

橋本「どんな条件や?」

美樹「お姉ちゃんにしてる
みたいにギュッてしてよ」

橋本は黙って美樹に近づき
フワッと美樹を抱きしめた

美樹「えっ・・・なに?」

強く柔らかく抱きしめられ
安心してしまう感覚になる

美樹「ちょ・・なにコレ」

橋本「これでいいかな?」

美樹は黙ってうなづいた。
橋本は髪を撫で下ろす。

橋本「続き・・・話して」

耳元でそっとささやいた。
美樹は頭がポーっとしてた

美樹「友達に一回誘われて
集会が気持ちよかったから
参加する事が多いかなぁ。
別に入っては無いですよ」

橋本「何回行ったの?」

美樹「えっと。5回かな」

橋本「5回もか・・・」

美樹「それだけですよ」

橋本「美樹は暴走族の事
どのくらい知ってるの?」

美樹「あんまわからへん。
でも気のいい人達かな。
みんな優しくしてくれる」

橋本「何で優しいと思う?
優しいのには理由あるよ」

美樹「えっどんな理由?」

橋本「安心させる為やで。
誘いやすくする為にな」

美樹「なにを誘うの?」

橋本「人気の無い所に
誘って連れ込むねんや」

美樹は夢心地から
一瞬で我に返った。

美樹は一瞬怖くなった。
想像ができてしまったから

橋本から突然離れた。

美樹「えっ!!・・・でも
そんな事しないと思う」

美樹はあの人達はそんな
事をしないと信じていた。

橋本「被害者は見てない?
どっかで泣いている子な」

美樹は心当たりがあった。
泣いている女の先輩を
見ていたことがあった。

橋本「覚悟できてんのか?
何があっても一生後悔せん
覚悟はできてんのか?」

美樹「それは・・・」

美樹は少し考え出した。

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