第501話 仲間意識

2014年8月4日月曜日

第19部-長田と兵庫-

t f B! P L
橋本「それは卓の分やわ
明~。卓の分渡しといて。
金は受け取らんでいい」

瀬戸「いいんですか?」

橋本「あいつはただ働き
してくれてるからな。」

沢田は無報酬でよく手伝い
に来てくれる事が多かった
しっかり成果を残してた。

もう受け取る資格があった
お金は受け取れなかった。

そしてこれがインカの象徴
黒いコートの最初だった

全員コートを着てみた。
それは軽くて動きやすい。

宮根「へぇ。軽いやんけ」

沢田「ほんまや。軽いな」

瀬戸「なんで軽いの?」

橋本「知らん。ただ軽くて
動きやすいんを作ってくれ
ってしか言ってないねん」

宮根「アバウトやなぁ」

瀬戸「まぁでもこれで少し
仲間意識強くなるやんか」

沢田「そうやな。勝利の会
の看板を背負う感じやな」

橋本「あ~みんなに喜んで
もらえてよかったわぁ。
作ってもらった甲斐ある」

宮根「勘違いするなよぉ。
由紀ちゃん達に悪いから
着てるんやからなぁ」

橋本「はい。すんません。
ありがとうございます」

沢田「はははっ。おいおい
喧嘩すんなよなー」

瀬戸「イジメや。イジメ」

宮根「誰かが言わないと
あかんことやんけよぉ」

瀬戸「言っても無駄やで」

宮根「わかってるけどな」

橋本の性格をわかってた。

それから黒いコートを着る
のが習慣になってきた。

そして村田にもこのコート
はしっかりと渡された。

黒いコート=勝利の会って
いう感じになってきてた。

そしてある日・・・
瀬戸が友達と歩いていた。

瀬戸「あれ?美樹かな?」

そこには高校生ぐらいの
話をしている不良グループ
が集まっていた。

そこには美樹もいた。

美樹「あー。瀬戸君やんか
何をしてんの~?」

瀬戸「何もしてへんけど。
お前こそ何してんねんや」

美樹「遊んでるねんやわ。
先輩と一緒にな~」

先輩「羽田ぁ。誰やこいつ
お前の彼氏かなんかか?」

美樹「違いますよぉ~。
ただの同級生ですよ」

先輩「なんや。そうかい。
安心したわ。おう消えろ」

瀬戸「は~い。消えます」

瀬戸は相手にしなかった。

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