それから柴田は変わった。
面倒くさいことをするし
夏休みの宿題もしている。
安部もずっと付き合った。
安部は素直じゃないだけだ
だんだん不良との付き合い
は悪くなっていった。
そして5日で夏休みの宿題
を全て終わらせた。
柴田「よっしゃあ。終了や
これで明日行ったるねん」
安部「こんなに早く宿題
終わらせたんは初めてや」
そして次の日長田に行った
自転車で向かっていった。
橋本「なんや?お前らは」
宮根「また来たんかいや」
沢田「うっとうしんなぁ」
柴田「宿題終わらせたから
会いにきたんやわ」
宮根「は?宿題を?」
沢田「なんやねんそれ」
橋本「あー。そうなんか。
そういうことかいやぁ」
宮根「どういう事や?」
橋本「そういう約束やねん
夏休みの宿題終わったら
来いって言った覚えある」
宮根「おい。マジでぇ?」
沢田「そんなん知らんわ」
橋本「いやー悪い。悪い。
期待してなかってんなぁ」
宮根「ったくよー。」
沢田「適当すぎるやろ~」
橋本「まぁいいやんけ。
試用期間みたいなもんや。
ほならまぁついてこいや」
柴田「どこに行くんや?」
橋本「太極拳の指導や」
柴田・安部「太極拳?」
宮根「ついてきたらいい
そしたらわかるわぁ」
柴田と安部はついていく
そこは公民館だった。
橋本「失礼しまーす」
そこにはおじいちゃんと
おばあちゃんが多くいた
そして橋本が前に立ち
演舞を始めていた。
じいちゃんとばあちゃん
は真似をして動いてる。
沢田と宮根も真似してる
それは簡単そうに見えた。
安部「なんや?コレは」
柴田「太極拳なんやろ」
5分程演舞して終わった
橋本「はーい。じゃあ
このまま太極気功十八式
に入っていくよー」
また演舞が始まった。
呼吸法が特殊だった。
5分程して終了した。
橋本「内功練った所で長拳
基本型に入っていくよー。
衝拳(チョンチェン)」
橋本の掛け声と共に全員が
同じ動きをしていた。