橋本「なんの話かな?」
柴田「あの・・この前は
本当にすいませんでした
女を狙ってしまった事」
橋本「謝ってすむ話では
ない話やぞ。それは」
安部「俺達が狙った訳
じゃなくて萩原が勝手に
やったことやから・・」
橋本「お前達がやっても
別の誰かがやってもな。
誰かのせいにはするな。
仲間がそうしたんなら
全員やったって思うやろ
そう思われても仕方ない
それが仲間やないか?」
柴田「それは・・・」
橋本「仲間ってのはな。
連帯責任やねん。自分の
仲間がやったことは自分
の責任でもあるねんや。
だから恥をかかしたり
自分勝手で動いてしまう
事はできへんねん。
もし動くんなら自分で
責任をとらなあかん。
お前達の所はトップが
無責任すぎたんや。」
柴田「無責任か・・・
確かにそうやったわ」
橋本「お前達も無責任や
みんな責任は考えへん」
安部「責任ないかなぁ」
橋本「楽しければいい。
そんなところかな?」
柴田「確かになー」
橋本「それは否定せんよ。
ただ誰かに押しつけるなよ
押しつけれるほどの事では
ないねんからな。」
橋本はスッと立った。
柴田「あのさ・・・」
橋本「なんや?」
柴田「俺を・・・仲間に
入れてくれへんかな?」
安部「俺も入りたい・・」
橋本「はっ?なんでや」
柴田「尊敬してしまった。
お前に尊敬してしまった」
安部「俺も同じく・・・」
橋本「それはできへんわ」
柴田「なんでやねんな」
安部「頭下げてるやんけ」
橋本「頭下げてるやと?
何様やねん。お前達は。
お前達が俺に認められる
要素は何があるねんな。
女を襲って武器を使って
動けなくなってシバク。
これのどこに仲間にする
ような要素があるねんな
そんな事をするお前らの
責任は持ちたくないねん」
安部「だからそれは違う」
橋本「違うかどうかやない
信用してもいいと思わない
汚い仲間を恥じないから
俺は信用したくないねん」
その言葉はとても重かった