数日後・・・
柴田はずっと考えていた。
ずっと考えさせられていた
勝利の会の5人を考えてた
なんであれだけ強いのか
なぜあんな楽しそうなのか
なぜ威張っていないのか
色々疑問が起こっていた。
安部「おーい。柴田ぁ。
一人で何してるねんや?」
柴田「ちょっと考え事や」
安部「あの5人の事かい」
少し沈黙が流れていた。
柴田「あのやぁ。安部。」
安部「なんや?どうした」
柴田「俺なぁ・・・
あの5人とつるみたいわ」
安部「はぁ?お前それが
どういう事かわかって
言ってるんか?」
柴田「あぁ。わかってる」
それは裏切りという事だ。
仲間を裏切るってことが
不良にとって許されない
それに柴田は幹部クラス
柴田がいなくなると困る
内部の一部が崩壊する。
そうなるとリンチになる
仲間全員にリンチされる
安部「・・・俺はお前を
リンチしたくないねん」
柴田「でもつるみたい。
特に俺達2人を一緒に
相手にしてた奴とな」
柴田は立ち上がった。
安部「行くんか?」
柴田「あぁ。行ってくる」
安部「しゃあないなぁ。
じゃあ俺もついてくわ」
柴田「安部・・・?」
安部「お前一人やったら
囲まれたら危ないやろ?」
柴田「まぁ勝手にしろや」
安部と柴田は長田に行った
そしてあの5人を探した。
柴田「あー。いねえなぁ」
安部「あん?おい。あれ」
山丸中学の不良達に
見つかってしまった。
柴田「面倒は起こすなよ」
柴田と安部は目線を下げて
通り過ぎようとした。
不良「おい。お前ら待て」
柴田「もう争う気は無いよ
今日は勘弁してくれや」
不良「あ?何甘えてるんや
そっちの勝手で手打ちに
することができるかいや」
不良は柴田に殴りだした。
安部「柴田ぁー。」
柴田「安部。手を出すなよ
手を出したら負けやぞっ」
不良「やかましいわぁ」
駅前で喧嘩が始まった。
そこへ警察が駆けつける。
不良「おい。逃げろ」
不良達は逃げていった。