橋本「未遂で終わったんは
たまたまなだけやねん。
女襲われて黙ってられるか
お前達でもそうしたやろ」
橋本は戻っていった。
沢田「全部終わったか?」
橋本「あぁ。終わったわ」
瀬戸「じゃあ帰ろうぜぇ」
村田「楽しかったなぁ」
宮根「俺何もしてへんし」
沢田「ほんまやなぁ」
橋本「あっ。悪い。」
宮根「別にええけどな」
全員楽しそうに帰っていく
柴田はずっと見ていた。
安部は萩原を介抱する。
安部「大丈夫か?萩原」
萩原「勘弁して下さい。
勘弁して下さい・・・」
萩原はずっと謝っていた
安部「柴田。さっきの武器
の話はどういう事やねん」
柴田「あぁ・・・それは」
柴田は萩原が女を狙って
スタンガンを使ってたのを
全て説明していた。
柴田「そういうことやねん
そんなことがあったんや」
安部「それであんなに・・
あいつは怒ってたんかいや
でもなんで萩原は武器を
使ったんや?今まで武器は
使ってなかったのにや」
柴田「必死やったんやろ。
どうしても勝ちたかったん
やろうから俺も黙ってた」
安部「最強の看板か・・」
柴田「あれは強すぎるわ。
別格やな。頭もええしよ」
安部「そうやなぁ・・・。
あの5人共強いやろうな」
柴田「なーんか憧れたわぁ
俺も不良やめよっかなぁ」
安部「何言ってるねんや。
アホな事言うなよなぁ」
安部は萩原に手を貸して
他の不良達も引き起こし
引き下がっていった。
安部「柴田ー。帰るぞー」
柴田「おう。わかったわ」
そして・・・橋本達は・・
橋本「ここはどこやろ?」
宮根「お前。迷ったな?」
瀬戸「湊川って書いてる」
沢田「地下鉄やんけ」
村田「こういう所だけは
相変わらず適当すぎるな」
帰り道に迷っていた。
全然違う方向に進んでいた
さっきの喧嘩の話などは
一切していなかった。
いつも通りの会話だった
それが勝利の会だった。