第481話 悲惨

2014年8月3日日曜日

第19部-長田と兵庫-

t f B! P L
その光景は悲惨だった。
何度倒れても起こされる。

戦意が無くても殴られる。

そこまでする必要は無い。
なのになぜそこまでするか

その理由は誰もわからない
誰もわからないけどそれが
何か正しい感じがしていた

橋本がまだ怒ってたから。

橋本「根性見せろや。おい
あっちの2人のほうがまだ
根性見せてたやろーが。」

萩原「勘弁して下さい」

橋本「せえへんわ。立て」

沢田が止めに入った。

沢田「和也。もうええやろ
これ以上は危ないやろ」

橋本「まだあかんねんや。
こいつからは何も感じない
自分のやった事に対しての
責任とる覚悟が無いねん」

柴田「覚悟・・・」

安部「覚悟か・・・」

沢田「そうか・・・悪い」

沢田は下がっていった。

橋本「さぁ。立てや」

萩原が自分で立った。

橋本「それでいい。さぁ
全力で殴ってこいや」

萩原はふらつきながら
橋本に向かって殴った。

ぺちっ。
力の無い一撃だった。

橋本「根性あるやんけ。
お前の根性受け取った」

バチイィイン・・・

橋本は萩原にびんたした
萩原はそのまま倒れた。

橋本「武器を使うって事は
ステゴロするよりも覚悟が
必要になってくるもんや。

でもお前には覚悟なかった
覚悟が無いのに武器使った

そうなると殺されるぞ。
同じ武器を持った相手と
戦ったときにな」

安部「萩原ぁーーー」

安部が萩原に近寄った。

安部「てめぇ。覚えとけ」

橋本「何を覚えておくん?
何を覚えておけばいい?」

柴田「安部ぇー。完敗や。
今回の件はこれで終わり」

安部「くそっ・・・」

橋本「女に手を挙げる奴ら
相手に覚えておくことは
何一つないねんけどな」

安部「女に手は挙げへん。
そんなことせえへんわ」

橋本「しようとしたやろ」

橋本は安部を殴った。

柴田「安部っ。止めろ。
そいつの言ってる通りや」

安部「なっ・・マジか?
なんでそんなんしたんや」

安部は何も聞かされてない
萩原が由紀と京子を襲った
事を知らなかった。

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