第480話 リスク

2014年8月3日日曜日

第19部-長田と兵庫-

t f B! P L
萩原「怖い・・・怖いわ」

橋本「立てや。立てって」

萩原は恐怖で動けない。
沢田も宮根も動けない。
瀬戸も村田も動けない。

恐怖に支配されていた。

橋本「武器を使ってこいや
そして死ぬ覚悟を決めて
俺に武器を使ってこいや」

萩原「後悔すんなよ・・」

橋本「お前が後悔するねん
武器を使ったことをな」

萩原が武器を出した。
警棒とスタンガンを両方
出してきた。

橋本「全員下がっとけ。
武器を持った相手との
戦いをしっかり見ておけ。
決着のつけ方も見ておけ」

橋本はズボンに手を入れる
そしてすぐに手を出した。

しかしその手には何も無い

橋本は構えた。
中心線を隠すように手の甲
を相手に向けて構えた。

萩原「少しはびびれよな。
くそっ。びびってくれや」

橋本はびびってなかった。
なぜか怒りが増していた。

橋本「どうした?来いや」

萩原は攻めれない。
橋本が逆に近づいていく。

萩原「うわあぁぁぁ」

萩原が攻撃に向かった。
スタンガンで攻撃した。

橋本は一歩だけ下がり
下がり際に足で萩原の
伸びきった手を蹴った

スタンガンが飛んだ。

そのまま間合いを詰めて
体を密着させる。

左手で萩原の左手を掴み
軽く飛んで自分の腰を
萩原の腰に乗せて右足で
萩原の右足を刈り倒す。

倒れる一瞬の間で関節技
の形を決めやすくする。

一緒に倒れた時にすでに
左足で首を押さえ右足の
膝でみぞおちを押さえ
右手は萩原の手首を持ち
左手は萩原の肘を外から
廻し込んで右手に掛ける

橋本「終わりや」

そして折った。
ちゅうちょなく折った。

全員背筋が凍りついた。

柴田「折りやがった。」

安部「なんでそこまで」

萩原は警棒を手放した。

萩原「ああぁぁぁ」

萩原はのたうちまわる。

橋本「立てっ!!まだや。
まだ3本あるやろうが」

橋本は萩原を起こす。

萩原「勘弁してくれや。
腕が折れたんやぞ」

橋本「何言ってるねんな
お前武器使ったやろうが」

橋本はまだ殴っていた。
何回も何回も殴っていた

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