その喧嘩は10分続いた。
杉内と岸田は強かった。
だけど柴田と安部の方が
まだ強かった。
最初のうちは互角だった。
でも少しすると経験の差が
出てきてやられてしまう。
杉内と岸田は倒れて負けた
最強の2人が負けた。
柴田「なかなか強いやん。
でも俺の方が強かったな」
安部「上には上がおるねん
最強の座は俺達がもらう。
それでええか?」
杉内「あぁ。持っていけや
俺には荷が重かったしな」
岸田「そやな。重すぎた」
柴田「何言ってるんや?」
安部「そんな重いもんか」
その時萩原が叫んだ。
萩原「はっはっは。最強の
称号はこっちがもらったわ
宮根と沢田は柴田と安部に
やられたのを見届けたぞ」
杉内「宮根・・・さん?」
岸田「沢田・・・さん?」
柴田「お前ら2人の名前は
そこらへんの不良やったら
誰でも知ってる有名人や」
安部「最強のコンビであり
最強の称号持ってるってな
誰も勝たれへん相手とな」
杉内「違う・・・」
安部「違わへんやろ?
確かにまぁ強かったしな」
岸田「そうやない・・・」
柴田「なんやねんな?」
岸田「俺は岸田や」
杉内「俺は杉内や」
杉内と岸田は全て話した。
宮根と沢田は不良じゃない
その2人から最強の看板を
渡されてしまっただけ。
最強と認められずに最強の
看板を渡されてしまった。
宮根と沢田に勝てないのに
看板を渡された責任が
重かった。重すぎた。
柴田「なんやと・・それ。
おい萩原ぁ。待てや」
安部「こいつら宮根と沢田
やないみたいやわ」
萩原「あん?なんやと?
そいつら偽物なんか?」
柴田「偽物やないねんや。
最強の看板ははあいつらに
無理矢理渡されたってよ」
萩原に事情を説明した。
萩原「なんやねんそれ。
あの2人倒さんかったら
最強名乗れへんやろう」
柴田「じゃあどうする?」
萩原「ひっぱり出そうや。
こいつら全員倒してしまう
そうすれば出てくるやろ」
安部「なるほどな。」
柴田「よし。わかった」
兵庫の連中は構えこんだ