第455話 看板譲渡

2014年8月1日金曜日

第18部-中学襲撃編-

t f B! P L
宮根「なんで来んねんや」

沢田「かかってこいや。
イジメてる感じやんけ」

杉内「いってぇ・・・」

岸田「立てへんわ・・・」

2人共すぐに足に来ていた
本気のパンチは重かった。

宮根「お前達に少し問う。
他人をバカにしてたのに
何で無抵抗きめたんや?」

岸田「抵抗したら・・・
負けやと思ったから」

宮根「あっ?なんでや?」

岸田「ほんまのクズやと
思われたくないから」

岸田は悔しくて泣いた。

沢田と宮根は不良の枠で
扱ってくれていた。

なのに最低の発言をした。
それに怒った宮根に抵抗を
してしまうとクズと認めた
ことになってしまうから。

だから抵抗ができなかった
認めてもらいに来てたのに
見下げられたのが悔しい。

宮根「別に俺がクズやと
思っても周りに言わへんわ
安心しておけや」

杉内「あんたらにそう
思われるんが嫌やねん」

岸田「悔しいけどあんたら
2人は本物や。別格やわ。
最強言われるだけあるわ」

宮根「あー。勘違いするな
最強は沢田。俺より強い」

沢田「何言ってるねんや。
宮根が最強。間違えるな」

宮根「アホか。お前が
そんな事言うから俺には
こんなんが増えるねんや」

沢田「俺にもめちゃくちゃ
こんな奴らが来るねんや。
お前のせいやろーがボケ」

宮根と澤田は喧嘩をしだす

宮根「そうや。お前たちが
これから最強って名乗れや
これからそう言うわ」

沢田「あっ。そうやな~。
その方がかなり楽やなぁ」

杉内と岸田は思った。
最強に興味が無い2人。

この人達は普通じゃない。

普通じゃないから解らない
本心をまだまだ隠している

その深さに惹かれてしまう
人として尊敬してしまった

宮根「あ~。でもこれで
やっと楽になるなぁ。」

沢田「そうやなぁ。
気づくんが遅かったよな」

2人は帰りだした。

杉内と岸田を無視して
相手にすることなく帰った

杉内と岸田は田長地区最強
の看板を手に入れる事に。

沢田と宮根に認められる事
なく手に入れた看板だった

ほんの少し前までは確かに
その看板は欲しかった。

だけど今は違っていた。

2人が欲しかったのは信頼
沢田と宮根に認められる事

それは過去に沢田と宮根が
橋本に求めていたのと同じ
ような気持ちだった。

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