第442話 行動の速さ

2014年8月1日金曜日

第17部-勝利の会-

t f B! P L
橋本「じゃあ心得終了~。
近々ビラ巻きにいくから。
全員でまわるからな~」

瀬戸「はーい。了解」

村田「楽しくなるね~」

沢田「本当にするのか?」

瀬戸「するやろうね。
いつもあんなんやから」

村田「有言実行タイプや。
それに行動も早いしな」

宮根「ほんと。おもろい」

その行動の速さについて
いけるのは瀬戸と村田だけ
しかついていけなかった。

それからずっとマンション
とかにビラを配りにいって
依頼が来るのを待ってた。

どれだけビラを撒いてもな
依頼なんてなかなか来ない

現実はかなり厳しかった。

その間には太極拳をしたり
ずっと鍛錬をしていたから
まだよかったのかな。

たまーに入ってくる依頼は
猫を探してほしいとか
催事販売の客引きとかの
依頼ばっかりやった。

まともな依頼なんてのは
ひとつも入ってこなかった

初めての報酬は1000円や。
5人が3時間働いて1000円

沢田や宮根はそれに対して
文句言う事はひとつもない

橋本が言わなかったから。
しっかり結果を求めてた。

1000円だったのも客を呼ぶ
力が無かっただけだから。

猫を探すのも客引きも真剣
に本気で結果を求めてた。

結果を出していれば必ず
人は認めてくれる。

だから結果に拘った。
色々意見を出し合って考え
実行して経験をしていった

とにかく考えさせられた。
結果を出す過程に悩んだ。

俺達は弱かったから。
勝てていなかったから弱い

ずっと負けっぱなしだった

コネも何もない13歳の
ガキは一生懸命やって仕事
に結果を求めるだけやった

だけど1週間後・・・
少しづつわかってきた。

流れがわかってきたんや。

何をどう伝えたり相手の
ほしい状況を掴んだりして
条件に合わせて呼び込む。

そうして結果をつないでた

そして口コミで広がる。
猫もしっかり見つけたし
客引きだって人を集めた。

そうするとその結果を知り
色々な所から仕事が入った

何回も何回も負けていた。
たった一回勝つ為に・・・

ずっと5人でやっていた。
その状態がずっと続いた。

でも俺達が2年に上がる時
残念な出来事が起こった。
村田が親の都合で須磨に
引っ越すことになった。

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Translate

ツイッター タイムライン

ページビューの合計

QooQ