橋本「じゃあ。その2~。
心を折られるな。
最後まで転原を探せ。」
沢田「転原・・・?」
橋本「全てがひっくり
変える部分が必ずある。
陰中陽・陽中陰って事」
瀬戸「なるほどねぇ。
一発逆転って事やな」
橋本「そのとおり。
どんな場面や瞬間でも
必ず負けるというのは
決まってないねんや。
大体は雰囲気に負けて
しまってるねんや」
宮根「なるほど雰囲気か。
そうかもしれへんなぁ」
橋本「大勢に囲まれても
一人やっつけて盾したら
敵はかかってこれない。
そういった事を考えて
勝率を少しでも上げて
いくってことや」
沢田「よし。わかったわ」
橋本「じゃあ。その3~。
勝者は敗者に語らない。
敗者の事を語らない。」
村田「う~。なんで?」
橋本「敗者の事を廻りに
言いふらしてるとそいつは
リベンジしにくるからや。
終わった相手を何回も相手
するのなんて面倒くさい」
村田「な~るほどぉ。」
瀬戸「弱かったとか周りに
言われてたらそうなるな」
橋本「じゃあ。その4~。
周りを味方につけろ。
敵を孤立させてしまえ」
瀬戸「説明が必要やわ」
橋本「人間関係ってのは
それほど強くないもんや
司法取引にかければいい」
宮根「司法取引?」
橋本「2人を尋問にかけて
白状した方は無罪にしたる
っていうような取引や。」
瀬戸「あ~。駆け引きか」
橋本「覚えておけばいい。
日本には司法取引の制度は
無いから必ず答えるなよ」
沢田「へぇ。無いんかぁ」
橋本「人ってのは不安に
なると必ず疑ってしまう。
これを逆手にとると周りの
環境を使って他の人間に
不信感を与えると簡単に
周りは裏切る事が多いぞ」
宮根「それは深いなぁ」
橋本「じゃあ。その5~。
これで最後ね~。
強い者が勝つんじゃない。
勝った者が強いんや」
宮根「ほぉ・・・。」
沢田「へぇ・・・。」
橋本「質問は無いのか?」
宮根「それはわかるわ」
どれだけ相手が強くても
勝負に負ければ全て変わる
強いから勝つ訳ではない。
勝ったから強いって言える
勝たないと強いと言えない
橋本を見てるとそれは解る
見ているだけで盗んでいた