睡眠不足の俺は周りが
わいわいしている中少し
眠らせてもらった。
眠る前に瀬戸の事を考えた
瀬戸のあの黒いコートは
インカが着ていたあの
黒いコートやった。
瀬戸に後で話しにいこう
そして俺は眠りについた。
・・・3時間ぐらいは
寝ただろうか。
午前10時・・神鍋高原に
ついた。空気が美味しい。
周りには田んぼ、コンビニ
等は勿論ない。
旅館の人達に挨拶して荷物
を置いて部屋の確認をして
入り口に全員集合した。
旅館の人達にこれからの
2泊3日お世話になる挨拶
をするために集められた。
適当な挨拶をしている中に
一人だけが声が大きく元気
いっぱいで挨拶していた。
周りは瀬戸をバカにする。
「あいつアホやな(笑)」
アホなのはそいつらやった
瀬戸の行動は旅館の人達に
元気あるのもいるという
自己表現やった。
瀬戸が薄く笑っていた。
しかし、不自然やった。
ここで元気をアピールして
も特に意味はないはず。
その時はその行動の意味が
まだわからなかった。
こいつは・・・瀬戸は
とにかくとんでもない
計画をしていた。
その行動が非常に深い
意味を持っていた。
挨拶が終わり昼までの間
自由時間になった。
俺達は2クラスづつが同じ
フロアに集められていた。
旅館は食堂を隔ててAとB
に別れている。
1~4組はAの旅館。
5~8組はBの旅館。
1・2組が同じフロア。
3・4組が同じフロア。
5・6組が同じフロア。
7・8組が同じフロア。
1~4組は女子がいる。
5~8組は女子がいない
こういった構成だった。
女子のフロアは上なので
階段を上らなければいけ
ないようになっていた。
自由時間になって女子が
男子の部屋に遊びにくる
女子「大富豪しようよ。」
男子「やろう。やろう。」
そうやって男子と女子で
大富豪が始まった。
女子「野田君もやろうよ」
蓮「俺は後でやるよ。」
一回目の大富豪が終わって
女子の一人が近くへ来た。
女子「野田君ってさぁ。
たまに考え事してへん?」
俺にちょっかいかけてきた