瀬戸「そういうことか。
残念やけど俺やないわ。」
蓮「そういえばファビオって
人が助けの依頼を出したって
言ってたな。」
瀬戸「ファビオが助けた?
待てよ。・・・そうか。
お前もしかして一つ上の
兄ちゃんいるか?」
蓮「あぁいるよ。」
瀬戸「名前は?」
蓮「龍太。」
瀬戸「そうか・・・」
蓮「そういえば鹿角って人
も兄に聞けって言ってたな
まさか龍太もインカか?」
瀬戸「俺には言えない。
三神に関わる話やからな」
蓮「三神・・・頂点か?」
瀬戸「これ以上は・・な」
蓮「そういえば聞きたい
ねんけど。村田はどこの
学校なんや?」
瀬戸「あいつは北甲や。」
蓮「北甲かぁ。あっこは
かわいい女の子多いな。
でもなんでお前達は学校
別れたんや?」
瀬戸「居心地やろうな」
蓮「居心地?」
瀬戸「北甲の前には陵広
高校があるやろ?」
蓮「あぁ。あるな。俺の
ツレも何人か行ってるわ」
陵広は私学で不良が集まる
事で有名な学校だ。
この地域の不良は野村工業
か陵広かと言われている。
スポーツに力を入れていて
スポーツも全体的に強い。
瀬戸「その陵広にな。
ウチの最強がおんねん。」
蓮「最強?それも三神?」
瀬戸「あぁ。三神の一人」
蓮「わかった。陵広とは
構えないようにしとく。」
瀬戸「陵広と市立港神と
北甲と俺達の学校は
辞めておけ。」
蓮「・・いんのか?この
学校にも神の一人が。」
瀬戸「それには答えられ
へんけどな。その4つと
構えるのは辞めておけ。
インカからの忠告だと
思っておけばいい。」
蓮「・・わかった。」
瀬戸「じゃあ、戻るわ。」
蓮「おお。わざわざここに
きてくれてありがとな。」
瀬戸「まぁ、あんま学校で
ツッパるなよ。この学校で
ツッパっても意味ないし、
面白く過ごせないぞ。TPO
に合わせて行動しろよ。」
蓮「TPO?なんだそれ。」
瀬戸は戻っていった。
昼休みが終わって教室に
戻り辞書で調べてみた。