第85話 総長争い

2014年7月10日木曜日

第3部-六代目羅針-

t f B! P L
稲田「今日はみんなに
重大発表がある」

周りがざわつく。

稲田「俺達6代目羅針は
今日限りで引退する。」

周りは全員動揺している。
その騒ぎは収まらない。

その時柴さんが一言叫ぶ

柴「うっせえ。黙れ。
黙って総長の話を聞け」

周囲は落ち着き黙った。

稲田「俺は6代目羅針を
2年間やってきて思った

先代が残してきた物を
なんとか形にしてきた。

形にした物を次の世代に
託して大きくしてほしい
と思ってる。次の世代は
俺達が形にしたものを
より輝かせてくれる事を
俺達は期待してる。

今から七代目羅針総長を
発表する。」

全員に緊張が走る。

稲田「七代目羅津総長は
野田 蓮。こっちこい」

全員が驚く。そりゃそうだ
俺はまだ高校に入学した
ばかりだ。不安がある。

俺は申し訳なく前へ出た。

「そして七代目幹部は
滝、白木、三木の三人や」

「これが七代目羅針や。
これからフォローしながら
助けてやってくれな。」

周りはシーンとしている。
稲田「おい。どうした?」

「納得行かへんわ。総長」

稲田「不満か?北山」

出てきたのは北山という男
俺より一つ年上で総長の
一つ年下で喧嘩が強い。
一度暴れると止まらない。

北山「野田の下になんて
つけるわけないでしょうが

俺より喧嘩の弱い奴の下
にはつかれへんわ。他の奴
も一緒やと思うで。」

森「おい北山。総長が決めた事に
文句つけんのか?」

総長がスッと止める。

稲田「じゃあ喧嘩で証明
すればいい。他のやつも
それでいいか?

北山が勝ったら北山が
七代目総長。

野田が勝ったら野田が
七代目総長。

負けた方が勝った方を
総長と認めて支える。
それでいいな?」

北山はうなづいた。
俺もうなづいた。
そして全員がうなづいていた。

遺恨無しタイマン対決。
観客は羅針全員だ。

勝った方が総長になる。

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