第79話 男の意地

2014年7月10日木曜日

第3部-六代目羅針-

t f B! P L
稲田「ハア・・・ハア・・
なんやねん・・・コイツ?」

俺はボロボロにやられてた

パンチがかわされた所で
腹にパンチをくらい動きが
止まった所で顔面を殴られる。

たった数発しか受けていないのに
パンチが重く体に響いて残る。
何もできずにやられていた。

魔人「もっと本気でやって
くれないか?頼むから。」

稲田「くっ!てめぇ。」

相手は本気なんかじゃなかった。
手抜きをされ俺は相手になんか
されていなかった・・・

悔しかった。それでも・・・
俺は何度も何度も向かった

だけどやはり何もできなかった。
いや・・・というより
何もさせてもらえなかった

魔人「つまらんな。」

そういって魔人は俺を担ぎ
俺を逆さにして頭から地面
に落とした。それは・・・

ノーザンライトボム

それを喰らった時全身に
痺れが走り、死を想像した

俺は自分の意思で体を動か
そうとしても動かなかった
声も出せなかった。

「怖い・・・死ぬのか?」

俺は死と隣り合わせの恐怖
というものを味わった。

魔人「終わりや。後は鹿角
達のタイマンを見ておけ。
しっかり見ておけよ。」

魔人が俺の頭を掴み
体を引き上げる。

その時、そこで見た光景は
互角に戦ってる様に見えた

阿部さんは殴られても後ろ
に下がらずに攻撃している

相打ち狙いで攻撃している
肉を斬らせて骨をたつ。
捨て身の戦法やった。

阿部さんの攻撃は
当たっている

魔人「お前ん所の総長は
かなり喧嘩慣れしてるな。
誇っていいぞ。」

稲田「・・ほこってるよ。
さい・・きょうや・・」

俺はかすれた声で返事した

魔人「鹿角に勝てないと
悟って相打ち狙いに変えた

一発逆転の何かを狙ってる
んかも知れんから鹿角も
うかつに手が出せへん。」

そしてまた殴りあう。
その時、阿部さんは相手の
パンチを回転して避け裏拳
を打った。だけど・・・
それも当たらかった。

鹿角は振りぬいたパンチを
すぐにL字にたたみガード
をした。裏拳の防ぎ方を
知っていないとできない。

鹿角「あっぶねぇ~。裏拳
使いがウチにいなかったら
喰らってたわ。これ。」

阿部「くそっ・・・」

阿部さんは力尽きたように
その場にゆっくり崩れた。

鹿角「もう・・満足か?」

阿部「あぁ。満足や。」

鹿角「そうか・・・」

阿部さんが止めをさされる
俺は阻止したいが動けない

しかし鹿角は阿部さんに
止めをささずに横を通り
すぎインカへ戻った。

鹿角「皆ぁ。帰るよぉ。
魔人ー。死神ー。付き合って
もらって悪かったなぁ~」

魔人「全然思ってへんやろ~
今度こっちなんかあったら
助けろよな」

死神「ろくに貸し作っといて
損はないからな」

そしてインカは去った。

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