第75話 想像以上

2014年7月10日木曜日

第3部-六代目羅針-

t f B! P L
「三人の神と二匹の龍が
作りし楽園の場所 インカ

三人の神を三神と呼び、
二匹の龍を双龍と呼ぶ。

神に魅了された男達は
楽園を守りし勇者達。

神に誓いしその存在は
軍師、策士、勝負師。

双龍に誓いしその存在は
10人の彗星と流星の輝き

10人の彗星と流星には
それぞれ9人の同族を与え

インカ全て108星なり」

阿部「どういうことや?」

予備軍「これ以上の事は
俺も知らん。ただ、これが
インカの全ての話や。」

阿部「そうかわかった。」

稲田「もういいんですか?
他に何か隠してるかも知れ
ないじゃないっスか。」

阿部「・・・それは無い。
ふぅ。インカは怖いな。
これは想像以上やな。」

阿部さんの体が震えだす。

稲田「阿部さん?」

阿部「不良の世界には不良
のやり方と言うのがあるが
それはだいたい単純や。

その単純さで相手の力量と
言うのは大体解るもんや

そいつがその話が全てと
言うた時、もう解った。

インカは俺が想像できる
範囲よりも上にいる。

それ以上詳しい話を聞いて
も俺には想像ができん。

予備軍「・・あんた。
ただの不良やなさそうや」

阿部「ふん。族の総長を
張ってるからな。」

阿部さんは予備軍に近づく

阿部「頼む。教えてくれ。
インカのトップには
どうすれば会える?」

予備軍「・・三神にか?」

阿部「あぁ。三神や。」

予備軍「・・解らない。
俺達でもそう会えない。
ただ・・・」

阿部「ただ・・・?」

予備軍「もうすぐインカの
108星の二人が来る。
そのなかの・・・十傑が」

稲田「なんやと?」

インカの二人とはここで
4時に待ち合わせをしてる
という事だった。

そして黒いコートの二人組
が現れた。ついに・・・
インカの連中と会えた。

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