それから1週間後・・・
阿部さんは四神の集会所へ
一人で出向き和田に話を
聞きに言った。
四神「おい。阿部・・・
何や乗り込みか?」
阿部「和田と話がしたい。
和田を呼んでくれ。」
四神「今幹部会議なんや。
それ終わるまで待ってや」
阿部「いや。待てない。
羅針の総長が来たって
伝えてこいや。」
四神「・・・わかった。
ちょっと待ってくれ。」
少しして四神の幹部と
一緒に戻ってきた。
幹部「阿部か・・・
こっちや。ついてこい。」
幹部が一緒に集会所を歩く
それは相手に失礼のない
ように全員に伝える為だ。
幹部「ここや。入れ。」
阿部「・・・失礼。」
和田「阿部か・・なんや。
笑いにきたんか?」
阿部「無様やったな。」
幹部「なんやと。コラ」
和田「まぁまぁ落ち着け。
そんなことを言いにきた訳
ではないやろ。羅針の総長
が一人で来てんねんから」
阿部「まぁな。俺がここに
来たんはインカについて。
四神がインカについて
知っている話と体験した
話を聞きにきたんや。」
和田「そうやと思ったわ。
今俺らもインカについて
話をしてたんやけどな。
さてどこから話そうか。」
阿部「まず、あの時・・・
お前達に何があったんや?
インカは四神やなくて羅針
に会いに来たはずや。」
幹部「その通りや。確かに
インカは羅針に会いに来た
って言ってたな。」
阿部「それがなんでや?」
和田「許せんかったんや」
阿部「何がや?」
和田「インカが俺達よりも
羅針に会いに来たって事が
許せんかったんや。」
阿部「どういう事や?」
四神がインカと喧嘩したのは
メンツにかかる理由があった。