第63話 崩壊

2014年7月9日水曜日

第3部-六代目羅針-

t f B! P L
阿部さんを追っていく途中
四神の兵隊が次々と倒れて
いるのが戦争を物語ってる

何か妙だ。四神の兵隊だけ
しか倒れていない。

インカの連中は誰もいない
それが何か怖かった。

そして・・・やっと
阿部さんに追いついた。

稲田「ハアハア。阿部さん
やっと追いつきましたよ」

阿部「稲田・・・」
阿部さんの表情が暗い。

その時、目を疑った。
そこには抜け殻みたいに
ぼーっとしている四神の
総長、和田がいた。

なんだ?コレは。
仮にも総長がこんな
府抜けた状態でいいのか?

稲田「何が・・・ここで
何があったんスか?」

阿部「・・・わからん。
和田に聞いても・・・
何も反応しないねん。

受け入れがたいショック
な光景があったんやろ」

稲田「マジっすか・・?」

阿部「これがインカか。
ふん。四神の連中に先取り
されたかと思ってたけど
想像の上をいきやがった」

阿部さんは何か機嫌がよく
嬉しそうだった。

阿部「稲田。帰るぞ。」

稲田「えっ?何も聞かなく
ていいんですか?」

阿部「今の和田から何も
聞ける話は無い。そいつ
からはまた後日聞く。」

そうやってその場を
後にし俺達は去った。

この時、俺はなんか
ホッとしていたのかも
知れないな・・・。

本来、四神ではなくて
俺達羅針があーなって
いたかも知れへんから。

だけど、総長の気持ちを
考えるとそれは言えない

俺の中では心の葛藤が
起こっていた。

あの光景を見て思った

インカと争うというのは
誰が見ても止めるべき
やったんやからな。

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