ロバート「何か用かなー?」
稲田「あんたらが・・・
闇市と零を潰したんか?」
ロバート「闇市と零って?
どうなん?魔人さん。」
魔人「俺は知らんわぁ。
死神の方ちゃうか?」
死神「あー。どうやろ。
ロバートがなんか族を
潰せって依頼を受けて
俺に投げた仕事かな。
鹿角達と一緒に5人で
族を潰したんやけどな
それのことかな?」
ロバート「あれ?
そうやったっけ?
覚えてねえや(笑)」
魔人「なんやそれ」
こいつらは何かが違う。
族に入っている奴って
言うのは何かしら自己表現
をもっているものや。
だけど・・・こいつらから
は自己表現が伝わらない。
下手に行動できなかった。
ロバート「で、何?」
稲田「俺はあんたらに
潰された闇市や零と同じ
地域の族で羅針って看板
を背負ってる。
闇市や零を潰したお前らを
ウチの総長がずっと
気にしてるねん。」
魔人「はぁ。で?」
死神「めんどくせぇ」
ロバート「話、続けて。」
稲田「その総長が今こっち
に向かってるねん。
お前らに喧嘩売りに。」
魔人「ふーん。強いのか?
その総長は」
稲田「強い。タイマンでは
他の族と比べても一番や」
ロバート「おっ!魔人さん
興味もったのかな~?」
魔人「最近何も依頼を
こなしてないからな~。」
ロバート「あはは。でも
もう終わった依頼やで。」
魔人「じゃあ無駄やな。」
あはははは。
こいつらは笑っている。
しかし、時間を稼ぐのが
俺の役目だ。阿部さんに
頼まれたのは初めてだから
俺は応えたかった。
その時・・・
??「失礼します。すんません。
遅れてしまいました。」
俺の後輩になる野村工業の
1年の男が二人出てきた。