もう1時間は殴られ続けた
だろうか・・・
俺はプライドにより
倒れずに殴られ続けてた。
倒れずにずっと
立ち続けている。
総長を見ると、総長も
倒れずに立っていた。
しかし、俺の体力ももう
限界に近づいていた・・・
風靡の連中はリンチにより
テンションがずっと上がり
続けている。
その時・・・
風靡「おい。コイツ。
しょんべん漏らしてんぞ」
その先を見ると柴さんが
失禁していた。
あまりの恐怖に精神が
崩壊してしまっている。
総長が柴さんの近くに
近づこうとしている。
風靡「どこいっくねん。」
近づこうとしても殴られ
どうすることもできない
そんな総長を風靡は
馬鹿にして笑ってる。
風靡「おーい。
聞こえるかぁ?(笑)」
こっちはこっちで俺に
声をかけて殴ってくる
もう気が遠くなってきた。
そして、総長がついに気を
失って倒れてしまった。
風靡の連中は倒れた総長に
なおもシバキにかかる。
蓮「やめろ。やめてくれ」
俺の中で激しい感情が
うずまづいていた・・・
そして、俺はもうどうして
いいのか分からなくなった
風靡「そろそろ死ねや。」
風靡の連中は俺に
殴りかかってくる。
遅い。
俺は左手でパンチをさばき
そいつを殴った。
風靡「てめぇ。コラ!」
それを見て殴りにくる。
やはり遅い。
ジャブを当て、ひるんだ所
に右ハイキックを当てた。
殴りにかかってくるのが
ぴたっと止まった。
俺は何かこれまでとは違う
不思議な感覚に陥ってた。