橋本「この道場のオーナー
がなぁ。入院したんやわ」
瀬戸「えぇ。なんで?」
橋本「それがなぁ。かなり
許せないことやねんやんか
オヤジ狩りって解るか?」
沢田「あぁ。わかるわ」
村田「もしかして・・・
オヤジ狩りにあったん?」
オヤジ狩りとはリーマンを
ターゲットにしたカツアゲ
若者が集団でリンチをして
財布を奪うやりかただった
橋本「あぁ。そうやねん。
今日お見舞い行ってきたん
やけどやりすぎやったわ。
許せなくなってな。」
その話はひどかった。
この道場のオーナーは空手
の師範で相当強いという話
しかし大人数で金属バット
を振り回し同時に攻撃を
してくる全てをかわす事は
できずにやられた。
オーナーは5人ほどやった
せいかその仕返しも入って
やられたという事だった。
村田「スポーツマンか。」
瀬戸「俺さぁ。結構ここの
オーナー好きやねんなぁ。
この前お好み焼きに連れて
いってくれてんやんかぁ」
橋本「オーナーは仇なんて
何も言ってなかったけどな
調子乗らせたらあかんと
思ってるねんやんか。」
瀬戸「そう思います。」
村田「潰しにいきましょ」
宮根「俺も手伝うわ」
沢田「俺も潰しにいくわ」
橋本「相手は高校生らしい
それでも勝つ気あるか?」
全員「もちろんや!!」
橋本「じゃあ明日から少し
出現場所をリサーチする。
夜全員ランニング行くぞ」
この時からもう色々と工程
を組み立てていたみたいだ
この時は何も気づかない。
次の日から夜全員で色々と
外を走っていっていた。
コンビニの前でたむろって
いる若者は多かった。
橋本「グループ制か?
組織になってるんか?」
宮根「それは違うと思う。
ただ溜まってるだけの連中
も多かったから」
村田「どういうことや?」
宮根「コンビニの前は金が
かからんとおれる場所や。
せやから集まるだけって
言うのも多いねん。たぶん
オヤジ狩りをするやつらは
もっと通り過ぎる人を見る
と思うねんや。」
瀬戸「一理あるねぇ~」
橋本「じゃあ単独犯か。
ひとつのグループで考えて
おくようにするかな」
宮根「それがいいやろう」
瀬戸「やるやん。宮根~」
村田「バカやのにやるな」
瀬戸と村田に叩かれる。
褒められた感じがしていた