第426話 絆を形に

2014年7月31日木曜日

第17部-勝利の会-

t f B! P L
橋本「じゃあ今の話から
自分の今までの行動を
あてはめて考えてみてよ」

宮根「頭は使ってないわ」

沢田「俺は力だけやった」

橋本「そう。個の考えや。
個の考えの場合は集団に
よって利用されるねん」

沢田「あぁ・・そうやわ」

宮根「利用されるんかぁ」

橋本「不良は個が強すぎる
それゆえに集が弱いねん」

宮根「強いと思うぞ。
普通の友達関係よりはな」

沢田「俺もそう思う。」

橋本「くっくっく。バカ。
絆が存在しないやろーが」

宮根「絆か・・・」

橋本「絆を形に表せてこそ
初めて集となる。悲しいな
そこまではしてないやろ」

沢田「うーん。深いわぁ」

橋本「それがわからないと
足元救われる事が多いぞ」

宮根「なんか面白いなぁ。
頭が使えれば勝ち方も比例
して増えてくるって事か」

橋本「そういうことやな。
流れを組み合わせれるな」

宮根「俺にもその明陵帝を
教えてくれへんか?頼む」

橋本「あー。いいけどな。
最初は時間を使うからな。
学校の授業を受けて理解力
を上げておかなあかんぞ。
特に国語と数学を重視や」

沢田「俺も教えてくれや」

橋本「あー沢田の方も
理解力あげてからな。」

宮根「ちょっと頑張るわ」

橋本「そうそう。太極拳を
毎日5分必ずすることな。
1ヶ月後にまた来いや。」

宮根「えっ?なんでや?」

橋本「いやー。俺は俺で
やることあるからさぁ」

沢田「何をするんや?」

橋本「ピクニックとか。
前から由紀と京子と
ずっと約束しててな。
後は明と卓と柔道やな」

沢田「面白そうやなぁ」

宮根「うらやましいわ」

橋本「まぁまた後々にな」

まだ橋本に認められてない
今思えばそういう事だった

橋本「そうそう。2人はさ
もっと認めあう方がいいぞ
お互い足りない部分あるし
2人で仲良くしときーや」

沢田「それはできへんわ」

宮根「友達ではないしな」

橋本「2人は疲れるよな。
明と卓はもっと簡単にすぐ
認めあって強くなったよ」

それから1ヶ月間はずっと
学校の授業をちゃんと聞き
帰ったら太極拳してたわ。

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