第422話 改めた態度

2014年7月31日木曜日

第16部-3人の出会い-

t f B! P L
沢田「そうやけど・・・
それが何であかんねんや」

橋本「俺の周りに不良は
必要ないねんやんか」

沢田「じゃあ不良を
辞めたらいいんか?」

橋本「まぁそうなんやけど
お前が辞めたら山丸中学の
力関係が崩壊するやろ?」

沢田「大丈夫やろ・・・」

橋本「恐怖政治で仕切って
その恐怖が解放されたら
溜まった分が一気に出て
内戦が起こってしまうぞ。

お前は不良の連中にとって
憧れの存在なんやと思う」

沢田「でも・・・」

橋本「責任をとってこい。
たった一言だけ謝ってこい
お前についている人間全員
にごめんって謝るねんや」

沢田「俺が謝るんか?
三年も全部にか?」

橋本「そうや。謝ってこい
お前は今まで三年の気持ち
やプライドを壊したやろ。
それを全部償ってこいや。

そんで先生の言う事聞いて
挨拶と掃除もちゃんとして
周りに迷惑かけないように
1ヶ月学校で過ごしてみろ
できたら遊んでやるから。
できないなら近づくな。」

沢田は即答で答えた。

沢田「わかった。やろう」

橋本「いい答えや。じゃあ
明日から実践しろよ。で、
1ヵ月後にまた来いや。
来なかったらできなかった
という事で判断するから」

沢田「あぁ。それでいい」

橋本「じゃあ戻るかぁ」

マクドに戻ってからすぐに
別れて沢田と宮根は帰った

宮根は言われた通りにする
最初はイライラしながらも
掃除もして挨拶もして
先生の言う事も聞いていた

沢田も次の日に全員に謝り
普通に学校生活を過ごした

不良達の間では牙の抜けた
チキン野郎と呼ばれていた

それから1ヶ月が立った。

2人は代西中学へ行った。
校門の前で待っていた。

橋本「なんや?お前らは」

宮根「よぉ。橋本。」

沢田「約束守ったから
俺は会いに来たんやぞ」

橋本「そうか。今日で
あれから1ヶ月かいな。
じゃあ遊びにいくかぁ」

沢田「俺とやんな?」

宮根「邪魔すんなや。
俺の方が先やろーがっ」

橋本「まぁまぁ。
2人一緒に遊ぼうやっ。
カラオケでも行こっか」

橋本が2人の肩を組む。

そのままカラオケに
無理矢理連れていかれた

これが俺達の今に至る
最初の行動やったんや

第16部-3人の出会い- 完

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