第420話 友達の条件

2014年7月31日木曜日

第16部-3人の出会い-

t f B! P L
村田「何?違ったの?」

瀬戸「タイマンちゃう?」

橋本「タイマンに来た訳
ではないみたいやわ。
まぁ座れや。」

2人は席に座った。

橋本「リベンジでもないと
したら思い浮かぶことが
何もないねんけどさ。
結局なんやの?目的は」

沢田「それは・・・」

宮根「ここでは言えへん」

橋本「なんでや?」

2人は黙り込んでいた。

橋本「場所が悪いんか?
人が多いのがあかんのか」

沢田「2人で話したい」

宮根「俺も・・一緒や」

橋本「わかった。じゃあ
外で聞こうか・・・」

橋本が席を立って外へ。
沢田と宮根は席を立つ。

京子「寂しいから早く
戻ってきてね~」

橋本「は~いっ」

外へ出て話をする。
まずは宮根から。

橋本「話ってなんや?」

宮根「あぁ・・・あの」

少し沈黙が流れる・・・

宮根「友達になってほしい
俺はお前とつるみたいわ」

橋本「はっ?訳わからん」

宮根「昨日ずっと考えた。
お前はあの女が怪我した事
に怒ってたんやろ?」

橋本「まぁ。そうやな」

宮根「俺は今まで自分の事
だけしか考えてなかった。
周りの誰かがやられても
知らないふりをしてたわ。
お前みたいな事ができん」

橋本「それで?」

宮根「その・・・まぁ・・
尊敬してしまったんやわ」

橋本「はっ?俺をか?」

宮根「おう。男としてな。
さっきまで色々見ててもな
めっちゃ楽しそうやしさ。
俺にはあんな雰囲気も作る
事ができへんしな・・・」

橋本「お前ヤンキーやろ?
俺とつるみたいんやったら
ヤンキー辞めなあかんぞ」

宮根「あぁ。辞めるわ。
もうどうでもいいしな」

橋本「辞めれるんかぁ?
お前学校仕切ってるレベル
なんやろ?信用できんな」

宮根「どうやったら俺は
信用してもらえるんや?」

橋本「そうやなぁ。まぁ。
我慢ができたらやなぁ」

宮根「我慢・・・?」

橋本「先生の言う事聞いて
挨拶と掃除もちゃんとして
周りに迷惑かけないように
1ヶ月学校で過ごしてみろ
できたら遊んでやるから」

それが条件だった。

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