その頃・・・
由紀「なんでなん?なんで
黙ってどっか行くんよ」
橋本「いやー。だってさぁ
由紀が怪我させられたって
聞いたからさぁ」
由紀「違うやん。あたしは
肩を貸してほしかってん。
仇とかそんなんいらんて。
いちゃつく理由やんかあ」
橋本は由紀に怒られてた。
黙って帰ったことに対して
その日の夜・・・。
2人はずっと考えていた。
宮根「強かったなぁ・・。
あいつ俺と同類やったな」
沢田「よし・・・決めた」
2人はある決意をしていた
そして次の日・・・
沢田は学校に行った。
三年「その顔どしたんや?
まさか別の場所であいつと
タイマンしてたんか?」
沢田「あぁ・・そやな」
三年「で、結果は?」
沢田「俺の負けや。完敗。
傘下にしてた学校はもう
解放するようにしろよ」
三年「完敗?負けたんか?
沢田君が宮根なんかに」
沢田「・・・」
沢田はそれ以上のことを
しゃべることはなかった。
そして学校内では沢田の
負けが広まっていった。
そして宮根は・・・
田長「顔腫れまくりやな。
昨日はどしたん?あいつと
違う場所でもしかして
タイマン張ったんか?」
宮根「あぁ。負けたわ」
田長「えっ。負けた?」
宮根「おう。負けた。
圧倒的な差で負けたわ」
その発言はすぐに学校内
に広まった。
宮根「あーつまんねぇな。
傘下にしてた学校は全部
解除する。全部自由や」
これで2人は全てを失った
学校内での地位も名誉も。
不良の学校の看板も捨てた
どーでもよくなっていた。
それは下についてた不良達
にとってショックだった。
その日の放課後・・・
沢田は一人で帰っていく。
周りは誰も声をかけない。
落ち込んでいると思ってた
そして代西中学校へ行った
校門の前でずっと待ってた
代西の不良達が出迎える。
代西「沢田君?一人でウチ
まで来てどうしました?」
沢田「あぁ。なんでもない
ちょっと人待ってるねん」
代西「誰をですか?うちの
番長のことですかね?」
沢田「いや・・違うねん」
その時宮根がやってきた。