第415話 負けの感覚

2014年7月30日水曜日

第16部-3人の出会い-

t f B! P L
橋本「あかん。許さない」

沢田「えっ・・?ぐわっ」

右手首を掴まれて外側から
肘を強く蹴られた。

腕が折られる感じだった。

橋本「お前は普通の世界で
生きている人間にまで迷惑
をかけて邪魔してるんや。
まだ償い終わってない」

そこからは殴る蹴るの嵐。
抵抗しようにも身を守る
のが精一杯だった。

身を守っていてもガード
以外の所を殴ってくるから
防御は意味なかったけど。

人生で初めて恐怖した。
不良でない奴に恐怖した。

攻撃しても当たらない。
防御しても防げない。

橋本「どうした?こいや。
女が怪我をした怖さや痛み
はこんなもんやないぞ」

橋本は沢田を誘っていた。
沢田はもうボロボロだった
気力で立ってただけだった

沢田「勘弁・・してくれ」

橋本「2回目か・・・。
わかった。じゃあ誓えや。
もう一般の枠で生きている
人達に迷惑はかけんって」

沢田「わかった。誓おう」

橋本「自分で責任のとれる
範囲で行動しろよ。バカ」

橋本は去っていった。

瀬戸「待って~。」

村田「ちょっと待って~」

瀬戸と村田も後を追った。
3人は何もなかったかの
ように話をしていた。

沢田「ぐっ・・・!!」

沢田は座り込んだ。
そして気を緩めたところで
意識を失った。

もう限界だったから・・・
急所を打たれすぎていた。

そして宮根と沢田の2人は
長田神社に行かなかった。

いや・・・行けなかった。
2人は倒れこんでいたから

それからしばらくして・・

宮根「ててっ。くそっ!!」

宮根が気づいた時間は6時
1時間も過ぎていた。

宮根「全身痛いなぁ・・・
くそっ。行くか」

時間を過ぎて行ったがそこ
にはもう誰もいなかった。

宮根「ははっ。不戦敗か」

宮根は初めて負けを知った
宮根は帰っていった。

沢田が気づいたのは6時半
1時間半もすぎていた。

沢田「6時半か。くそっ」

沢田も長田神社に行った。
しかしそこには誰もいない

沢田「そうか。負けか。」

沢田も初めて負けを知った

その負けはお互い橋本に
感じた気持ちだった。

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