沢田「その頃俺は・・・」
沢田は瀬戸と村田と交代で
戦っていた。
瀬戸「くそっ。こいつめ」
瀬戸が右回し蹴りを放つ。
沢田は受け止めパンチする
瀬戸「ぐああぁぁっ」
村田「明ぁ。俺と交代や」
瀬戸「くそっもう10分か」
瀬戸と村田は10分ずつ
交代をして戦っていた。
それも楽しそうに。
沢田「なんやねんお前ら。
ほんまに小学生なんか?」
村田「おう。今年小6や。
来年から中学生になる。」
村田が右ストレートを打つ
沢田はかわして腕を掴む。
その隙を狙って村田は脇腹
に左の蹴りを叩き込む。
沢田「ぐぼっ・・・がっ」
村田「今やっ!!」
掴んでいた手を放した。
その手で顔を全力で殴る。
バキィ・・・。
沢田「おっ・・ぐっ。」
村田「倒れへんのかいやぁ
めっちゃ打たれ強いなぁ」
沢田「ハァハァ。くそっ」
村田はそのまま攻める。
だけど決めきれない。
沢田は受けに廻っていた。
攻撃する事をやめてまで。
瀬戸「卓ぅ。交代やでぇ」
村田「え~。もうかいや」
瀬戸に交代した。
沢田「ちょっと待てや。
お前らは宮根の指示で
俺を襲ってるんか?」
瀬戸「誰や。宮根って。
沢田の仲間かなんか?」
沢田「違う・・・んか」
村田「お前を襲ってるんは
足止めで頼まれてるだけや
でも倒す気でおるけどな」
瀬戸「おう。足止めするの
は無理や。倒してまうよ。
お前の得意な打撃でな~」
瀬戸が沢田を攻めて行く。
沢田「くそっ。はやい」
ずっと戦っていた。
沢田はたまに攻撃するが
当たらない。かわされる。
そして学生服の男がそこに
近寄ってきてこう言った。
??「よく止めてたな。
助かったありがとうな。」
村田「あー。来たかァ。
明ぁ。もう交代やわぁ」
瀬戸「え~。早いって。
もう片付けてきたの?」
沢田「あいつの指示か。」
橋本「お前が沢田か?」
それがロバートと俺との
最初の出会いだった。