伊藤「うそやろ・・・?」
橋本「あー。危なかった。
やられたかと思った。」
里見「どうなったんや?」
沢田「完璧に投げてたわ。
落ちる瞬間まではな・・・
落ちる瞬間に手を伸ばして
突っ張らずに支点にして
勢いを流しきってたな。
それで半身に持ち込んだ」
里見「すげえな・・・」
沢田「勝利の経験が違う」
両者が中央へ戻った。
残り時間は1分半だった。
審判「はじめぇ。」
橋本「なかなか楽しかった
そろそろ終わらせようか」
両者がお互いに組んだ。
伊藤「そうやな。でも・・
俺の勝ちで終わらせるわ」
ロバートが攻撃をする。
伊藤は防御にまわっていた
最初と逆の状態だった。
ロバートが大内刈りを
しかけていった。
伊藤はこれをかわした。
ロバートは懐に入り込み
一本背負いの体勢に入る
海道「踏ん張れーーっ」
伊藤「うおおおォォ」
伊藤は全力で踏ん張った
蓮「投げられへんやん」
瀬戸「いや。違うねん。
ここまでが崩しやねん」
蓮「えっ・・・?」
ロバートは伊藤の腕を
とったまま足を刈った。
そして後ろへ突然倒した
伊藤「・・・えっ?」
バアァアン・・・。
審判「技ありぃ」
会場が盛り上がった。
その意味は大きかった。
伊藤が必殺技を出してまで
とった技ありだったのに
簡単にすぐに取り返した。
真田「大外落としか?」
海道「あーやるんかいや」
ロバートの攻撃に驚く。
橋本「こう繋げればいい」
伊藤「くそっ。読めへん」
伊藤を完全に翻弄してた。
両者が中央へ戻った。
残り時間は1分だった。
審判「はじめぇ。」
お互いが共に組んだ。
瀬戸「決まるぞ。見とけ」
瀬戸の様子が変わった。
沢田も様子が変わってた。
インカの連中も集中してた