伊藤「おい・・・なんでや
なんで抑えへんかった?」
橋本「必殺技だっけ?
まだ出してないよね?」
伊藤「なっ・・・こいつ」
橋本「あれは面白かった。
海道の巴投げはよかった」
ロバートは楽しみにしてた
海道「伊藤。必殺技いけ。
そいつだけは絶対倒せや」
海道が必死になっていた。
王者のプライドだった。
伊藤「ふー。よし・・・」
伊藤の顔つきが変わった。
両者が中央へ戻った。
審判「はじめぇ」
お互いが組んだ。
伊藤「俺の必殺技は・・・
返し技から始まるねん。」
橋本「ふーん。わかった」
ロバートが攻めだした。
この試合初めて攻めにいく
京子「いけー。勝ってぇ」
由紀「はやく倒してぇ」
ロバートが大外刈にいった
伊藤「よし・・・来た。」
伊藤はぐるっと回転をして
ロバートの引き手をきって
ロバートの右手をとった。
大外刈りをかけきってない
ロバートを巻き込んで
一本背負いに入った。
崩し・掛け・投げが同時に
行われた投げ技だった。
橋本「それが必殺技かぁ」
しかし投げさせなかった。
横に飛んで伊藤の腰帯を
掴んで踏ん張っていた。
伊藤はそこから大内刈に
切り替えた。倒れこむ足
を大内刈りで刈った。
橋本「ちっ・・・」
ロバートは倒れずに足を
ついて伊藤ともつれた。
場外に出ようとしてた。
伊藤「うおおおぉぉ~」
伊藤は無理矢理止まった
そして強引に引き込んだ
ロバートを引き込んで
勢いをつけて回転して
巻き込んで背負った。
橋本「これは・・あかん。
完璧な無拍子に近すぎる」
不意に投げられていた。
バアァァァン・・・
審判「いっ・・技ありぃ」
審判は一本と叫ぼうとした
勢いは完全に一本だった。
しかし技ありだった。
半身で倒れこんでいた。
蓮「あー危なかったぁ」
瀬戸「今のは俺でも無理や
あれは一本くらってたわ」
瀬戸は今の投げを認めた。
自分にはかわせないと・・