第391話 強さの上

2014年7月29日火曜日

第15部-柔道最強編-

t f B! P L
ドドドォ・・・

審判「有効っ。待て。」

観客が盛り上がった。
徳報の連中も盛り上がる。

伊藤「海道。その調子や」

真田「勝てますよー。
相手はびびってますよ」

庫兵工業は士気が下がった

中田「海道は無理かぁー」

塩田「会長。頑張ってぇ」

俺と瀬戸は黙って見てた。
ロバートには余裕があった

海道「今のが・・有効?」

ロバートは引き手をきって
前から倒れこんでいた。

だから有効でおさまった。

橋本「へぇ~。もっと力で
来るバカかと思ってたけど
間合いで投げてきたね。」

海道は驚いていた。
その一言は衝撃的だった。

海道「こいつ・・・
間合いがわかるんか?」

間合いで投げるというのは
言ってもわからない。

センスや感覚が必要だ。
それを見て一度受けただけ
で間合いで投げたと知った

同じ感覚を持つ者同士だ。
海道の顔が本気になった。

ロバートは笑っていた。
そして2人共中央へ戻った

瀬戸「おっ。少しやる気が
出たような感じやな。」

蓮「ようわからへんけど」

何か特別変わったようには
俺には何も見えなかった。

審判「はじめぇ。」

ロバートが話しかける。
お互い少し組まなかった。

橋本「柔道を始めるとな。
最初は力任せになるねん。

そんである程度の実力に
なると間合いで決まるって
ことに気づくねんよなぁ。

さらに力をつけて間合いを
制するようになるとその上
の事を発見するねんなぁ。

その上は知っているか?」

海道「あ・・?知らんわ。
間合い以外にはないやろ」

橋本「知らんのか・・・
教えてやろう・・瞬間や」

海道「しゅん・・かん?」

お互い組み合った。
海道は全く動かなかった。

海道「なんや・・・これ」

海道は動きを抑えられる。

ロバートは重心がゆっくり
変化する体重移動をしてた

そして足払いをかけて倒す

審判「有効。」

簡単に有効を取り返した。
ロバートは見下ろしてた。
倒れた海道に笑いかけて。

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Translate

ツイッター タイムライン

ページビューの合計

QooQ