蓮「うわぁ。すげぇ人や」
決勝を見ようと残った人や
選手がいっぱい集まってた
中田「いつもはこんなに
おらんねんけどな・・・」
瀬戸「期待されてるんか」
橋本「期待に応えよう」
試合のコートへ向かう。
応援がすごかった。
「頑張れよぉ。お前達」
「番狂わせみたいぞぉ」
「お前達に期待してる」
塩田「なんか・・・
すごい期待されている」
瀬戸「惑わされるなよ。
周りのギャラリーにな」
塩田「あっ。うん・・・
ごめん。ありがとうね」
塩田は場の雰囲気に
呑まれかけていた。
瀬戸の一言で変わった。
試合会場へ歩きついた。
徳報の連中は集合してた
審判「全員。中央へ」
全員が中央へ集まった。
徳報と対峙した。
蓮「あん・・・?」
中田「はぁ・・・?」
塩田「うわぁ・・・」
徳報の連中は全員が
ロバートと瀬戸を見る。
他の者は相手にしない。
礼が終わってからすぐに
先鋒以外は戻っていく。
海道「真田。そんな雑魚
速攻で倒してしまえよ」
真田「任せて下さーい」
真田は余裕で返事をする
俺に見せつけるように。
瀬戸「ちっ。おい野田ぁ」
蓮「あー。どうした?」
瀬戸「・・いや。いいや。
まぁ勝ってこいや。」
瀬戸はそれだけを言った。
蓮「ちょっと前の俺なら
ムキになってるやろなー」
真田が俺を煽っていたのが
簡単にわかってしまった。
それを瀬戸は心配してた。
冷静ではなくなることを。
だけど言われて当然だ。
相手は王者。こっちは弱小
言われてもしかたがない。
そうロバートは言ってた。
それが心に残っていた。
審判「礼っ。はじめぇ」
決勝戦が始まった。
会場全体が盛り上がる。
蓮「よっしゃあ。こい」
両者お互い共に組んだ。
蓮「あれ・・・?」
真田が攻撃を仕掛けてきた