蓮「でも俺達2人だけが
神戸連合っていっても
どうしたらいいんや?」
赤井「そうやなぁ。もし
お前達に何かあった時に
俺達も手伝うよ。」
山崎「今回みたいにもし
俺達に何かあった時は
手伝ってくれ。」
進藤「集会の時とかに
来たら歓迎するで。」
風靡「対等の立場でな」
全員がそういってくれた
そして各総長達は今回の
事を恥じ神戸連合の看板
をふりかざさないように
する事を決めていた。
そして話はロバートの話
に変わっていった。
山崎「赤井とロバートは
どういう関係なんや?」
赤井「あぁ。俺が一方的に
惚れ込んでいるだけや。」
進藤「なんでや?」
赤井「不良やないからや」
山崎「不良やないのか?
伝説のインカやろ?」
赤井「違うな。それは違う
プライドで動かへんねん。
理由と正当性で動くねん」
進藤「いまいちわからんわ
どういうことなんや?」
赤井「俺達はよく他人に
バカにされたりしたらすぐ
殴りあう喧嘩するやろ?
でもロバートにはそれが
少しも無いねん。いや、
インカは無いねんな。」
中川「お前と一緒やな」
赤井「いや。違うな・・」
山崎「お前もそうやんけ」
赤井「違うよ。俺はインカ
全員に渡されている神王が
書いた本を一冊もらった。
それに従順してるだけや」
中川「なんて本や?」
赤井「アムリタ教典。
インカの秘宝や。」
山崎「貸してくれや。俺も
それを読みたいわ。」
赤井「それはできへんわ。
興味本位で読む本やない」
中川「なんでや?」
赤井「神王の愛やからな
誰にも見せれない。」
赤井は静かにそう言った。
全員がアムリタ教典は愛
だと言った事になる。
空も明るくなってきたので
解散することにした。
総長達と携帯番号を交換し
俺達は須磨へ帰った。
有也に家まで送ってもらい
また後日落ち着いて話を
することにした。
今日の事は信じられない。
まさか神戸連合に入って
しまうなんて・・・。
神戸連合に入った実感は
無い。夢かとも思った。
そしてインカのロバート
その正体が生徒会長だった
とは思えなかった。
これが俺の高1の夏だった
第8部-全面戦争- 完