第206話 支配者

2014年7月19日土曜日

第7部-絶対的な存在-

t f B! P L
龍太「他にも色々あるぞ。
それらが複合してそういう
結果につながったんや。」

蓮「インカって何や?
族じゃないならなんや?」

龍太「兵庫の支配者や。
成功法則を従えたマフィア
と思った方が早いかな。」

蓮「兵庫の支配者?」

龍太「あぁ。相手によって
天使にもなれば悪魔にも
なるのがインカや。」

蓮「どういうことや?」

龍太「俺達は社会貢献も
したりしてるんやぞ。

地域の行事に参加したり
祭りの準備を手伝ったり
地域清掃もしてるんや」

蓮「なんでそんな事を
してるんや?」

龍太「ロバートが一緒に
しているからや。」

蓮「やらされてるんか?」

龍太「違うな。ロバートは
俺達に強制はしない。
やらないならやらないでも
何も怒ったりする事ない」

蓮「ほなせんでいいやん」

龍太「アホ。せんかったら
ロバートと同じ時間を
過ごされへんやないか。

一緒に笑ったり一緒にご飯
を食べたりしても同じ時間
を楽しめなくなるやろが」

蓮「同じ時間?」

龍太「苦楽を共にした相手
とは絆が強くなるねん。」

龍太がそう言った時・・・
違和感の答えが見えた。

族と言うのは看板で勝負を
することが多いのでわりと
内部紛争が起こったりする

部下の始末は上が勝手に
話をつけて終わったりして
いることも多かったりする

上が責任をとってくれる事
が多いので簡単に族の看板
をちらつかせたりする者
まで現れてくる。

そして幹部の知らない所で
何かでもめたら幹部に報告
して話をつけてもらう。

羅針の場合は2代前の総長
阿部さんからそれを廃止
していたので内部紛争は
そうは起こらない。
(総長争いで一度もめた)

しかしインカは絆がある。
同じ時間を過ごしている。

楽しい時間や苦しい時間を
一緒に過ごす。そして、
結果を残している。

結果を残しているからこそ
不良達はインカに憧れる。

うまく頭でまとまらないが
考え方の構造が全く違う。

そしてその考え方は全員に
共通しているみたいだった

つまりは神なる王。
ロバートの考えがこいつら
全員にしっかり伝わってる

ロバートに会えば・・・
俺も変われるかも知れない

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Translate

ツイッター タイムライン

ページビューの合計

QooQ