196-a話 証拠の提示

2014年7月16日水曜日

第7部-絶対的な存在-

t f B! P L
「なんや~。おまえら
さっきからうるさいねん」

「なんやねん。お前ら
喧嘩売ってんのか?コラ」

「ははっ。まあまあ。
勘弁して下さいよ。」

「大学生でしょ?
空手部かなんかの。」

「おぉ。俺達は
南甲大学の空手部や。
お前らみたいな弱いくせに
暴走族で威張ってるのを
見てるとむかつくねんや」

「いやー。失礼。
気を悪くしたら謝ります。
すんませんねぇ。」

「俺達が空手部って
わかったら謝るんかいや。
根性ないのぉ。お前らは」

「根性無いんですよ」

「喧嘩して困るんは
あんた達やからなー。」

「あ?なんでや?」

「黒帯が外で喧嘩とか
してたら大会とかも全て
出場停止になりますよ。」

「あ?何を言ってるねんや
そんなんなるわけ
ないやろーが」

バシャッ。ははははは。

大学生「南甲大学の空手部
主将の清水や。喧嘩を売る
ならいつでも来いや。」

そして止まった。

ロバート「この声・・・
清水の声とは違うんか?」

伊田先生は黙っている。
そして・・・

伊田「それは・・清水や
間違い・・・ないわ。」

ロバートは不敵に笑った

ロバート「他の声の連中
も空手部なんやな?」

伊田「あぁ・・・何人か
の声はだいたいわかる」

ロバート「出場停止に
なる訳ないとか言ってる
けど何でやねん?

顧問が答えろや。」

先生はずっと黙っていた。
そして一言謝った。

伊田「あいつらが迷惑を
かけたみたいで今回の事
は本当にすまんかった。

俺からもあいつらには
言っておくから許して
やってくれ。」

ロバート「何を言ってる?
謝ってほしくてここに
来た訳やないんやぞ。」

伊田「何が望みや?」

ロバート「今回の事は
いくらで侘びを入れる?」

伊田「金なら支払わんぞ」

ロバート「じゃあ出場停止
になってもいいんやな?

この中には未成年も一緒に
おるの知ってたか?

それに他にも余罪はまだ
いっぱい出てきそうやな。

最後にもう一度だけ聞く。
次の先生の一言で全てが
決まる。覚悟を決めて返事
をするようにしろよ。

その返事で先生個人なのか
学校の問題になるねんや」

ロバートはあっさりと
追い込んだ。

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