駅に向かって歩いている
と同じ学年の男子や女子
からたくさん見られる。
付き合っているように
見えるのだろうか・・・
少し恥ずかしくなった。
蓮「でも羽田さんは今日
なんで暇なん?」
羽田「んー。ウチ生徒会
入ってるんやけど今日は
中止になってさ。皆は
色々と予定あるみたいで
お姉ちゃん達は裁縫で
忙しいみたいやから。」
蓮「えっ?羽田さんも
生徒会入ってるん?」
羽田「も?って何?」
蓮「瀬戸も入ったって
聞いたからさぁ。」
羽田「大変やったよ~。
雑用ばっかりやらされて
明君よう耐えたと思う。」
蓮「そんなに大変なん?」
羽田「最初だけやけどね。
試されてただけやねん。」
蓮「試されてた?」
羽田「うん。軽い考えで
入ってくる人には生徒会は
務まらないからね~。」
蓮「そうなんや。大変や」
そうやって話をしている間
に駅についていた。
キップを買って電車に
乗って三宮についた。
羽田「さ~ってと。
どうしよっかなぁ。」
蓮「任せるわ」
羽田「ミスドに行こうか」
蓮「ミスドか。いいね。」
俺達はミスドに向かった。
ミスタードーナツのこと。
適当に買って席に座る。
羽田「よいしょっと。」
蓮「なにそれ?(笑)」
羽田「えっ。癖やねん」
俺達は何気ない会話を
ただ普通に楽しんでいた。
その時羽田さんの携帯が
鳴っていた。
羽田「ゴメン出ていい?」
蓮「うん。いいよ。」
羽田「もしもし。あっはい
今大丈夫ですよ。はい。」
羽田さんが嬉しそうに話す
羽田「・・・わかりました
ちょっと待って。まだ・・
あの・・・今度はいつ
デートしてくれます?
あっ。ちょっと。」
電話を切られたみたいだ。
蓮「もしかして彼氏?」
羽田「違うよ。一方的に
うちの片想いやねん。
相手にされてないけど」
俺は少し安心した。けど
少しショックだった。