第191話 安心とショック

2014年7月16日水曜日

第7部-絶対的な存在-

t f B! P L
駅に向かって歩いている
と同じ学年の男子や女子
からたくさん見られる。

付き合っているように
見えるのだろうか・・・
少し恥ずかしくなった。

蓮「でも羽田さんは今日
なんで暇なん?」

羽田「んー。ウチ生徒会
入ってるんやけど今日は
中止になってさ。皆は
色々と予定あるみたいで
お姉ちゃん達は裁縫で
忙しいみたいやから。」

蓮「えっ?羽田さんも
生徒会入ってるん?」

羽田「も?って何?」

蓮「瀬戸も入ったって
聞いたからさぁ。」

羽田「大変やったよ~。
雑用ばっかりやらされて
明君よう耐えたと思う。」

蓮「そんなに大変なん?」

羽田「最初だけやけどね。
試されてただけやねん。」

蓮「試されてた?」

羽田「うん。軽い考えで
入ってくる人には生徒会は
務まらないからね~。」

蓮「そうなんや。大変や」

そうやって話をしている間
に駅についていた。

キップを買って電車に
乗って三宮についた。

羽田「さ~ってと。
どうしよっかなぁ。」

蓮「任せるわ」

羽田「ミスドに行こうか」

蓮「ミスドか。いいね。」

俺達はミスドに向かった。
ミスタードーナツのこと。

適当に買って席に座る。

羽田「よいしょっと。」

蓮「なにそれ?(笑)」

羽田「えっ。癖やねん」

俺達は何気ない会話を
ただ普通に楽しんでいた。

その時羽田さんの携帯が
鳴っていた。

羽田「ゴメン出ていい?」

蓮「うん。いいよ。」

羽田「もしもし。あっはい
今大丈夫ですよ。はい。」

羽田さんが嬉しそうに話す

羽田「・・・わかりました
ちょっと待って。まだ・・
あの・・・今度はいつ
デートしてくれます?
あっ。ちょっと。」

電話を切られたみたいだ。

蓮「もしかして彼氏?」

羽田「違うよ。一方的に
うちの片想いやねん。
相手にされてないけど」

俺は少し安心した。けど
少しショックだった。

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