第189話 部外者

2014年7月16日水曜日

第7部-絶対的な存在-

t f B! P L
蓮「難しそうやな。」

龍太「あぁ。まあな」

龍太は経営学の本を
読んでいた。

蓮「龍太は何か将来
やりたい事あんの?」

龍太「やりたい事って
いうのは無いけどやる
ことはたくさんある」

蓮「どういうことや?」

龍太「事業展開とかな
色々やることあんねん」

蓮「よくわかんねぇな」

龍太「お前はまだ高校に
入学したばっかやしな」

蓮「あっ。そうそう。
明日なんやけどな。
瀬戸達から聞いた?」

龍太「あぁ。聞いたよ」

蓮「南甲大学のこと。」

龍太「聞いてるよ。」

蓮「そうか・・・。
ロバートって人動く?」

龍太「動くやろーな」

蓮「そっか。動くんか。
どんな人なんや?」

龍太「ロバートはお前に
関係ないことや。遅いから
部屋に戻って寝ろ」

龍太の部屋を出た。
龍太は俺の事をほとんど
相手にしていなかった。

俺の事を聞いてこないし
自分の事だけやっている

そういえば瀬戸達も俺の
事を全く聞いてこない。

興味が無いから?
相手にしていないから?

なんか悔しくなってきた
そして俺は心に決めた。

いつか認めさせてやる。

そして次の日の学校の為に
俺は早く寝た。

次の日の朝学校へ向かう。
学校はいつも通りだった。

いつもと何も変わらない
光景だった。

学校へ着いて俺はすぐに
6組へ向かった。

6組へ着くと瀬戸はいた。
何も変わった所も無く
いつも通り友達達と楽しく
話をしていた。

俺は瀬戸に話を割り込んだ

蓮「ちょっといいか?」

瀬戸「何?ここで言えよ」

蓮「ここではちょっとな」

瀬戸「面倒くさい奴やな」

瀬戸を外へ連れ出した。

蓮「今日ほんまに南甲大学
へ乗り込みに行くんか?」

瀬戸「はぁ~。行くよ。
っていうかお前には関係の
ない話やろ。そんなんで
いちいち話しに来んとって
くれや。うっといから。」

瀬戸は俺に飽きれたように
その場から去っていった。

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Translate

ツイッター タイムライン

ページビューの合計

QooQ