??「おい。生きてるか?」
蓮「う・・・。うーん」
頭が痛い。ボーっとする。
気がついた時闇市の連中がいた。
蓮「お前は闇市の・・。」
??「意識はあるか。まぁ
少し黙ってろ。手当てして
やるからよ。」
そいつは俺を手当て
しながら話してくる。
??「俺は闇市の大牟田。
訳あって今は四神の下に
ついてるねんけどな。」
蓮「闇市は・・・今・・
どうなってるんや?」
大牟田「闇市は今ダメや。
四神に負けてからな。」
話はこういうことだった。
闇市は集会中に四神に
突然襲われ体勢が整って
いない時に潰された。
総長同士のタイマンに
なって闇市の総長は四神
の総長に圧倒的に負けた
そして闇市の総長の耳元で
四神の総長がボソボソと話し
それから闇市が傘下に入ることに
なったということだ。
蓮「四神の総長は闇市の
総長に何て言ったんや?」
大牟田「それはわからん。
教えてくれへんねや。」
蓮「そうか・・。それに
してもええんか?」
大牟田「何がや?」
蓮「俺を助けてもうてや
一応羅針は敵やろ?」
大牟田「敵やな。けどな
今日見て思ったわ。
斉藤よりもお前の方が、
信念があって正しいと
思ったんやわ。あいつは
不良でも男やないわ。」
蓮「弟はあんなんや。
でも兄は全然違うぞ。」
大牟田「知り合いか?」
蓮「中学の頃の先輩」
大牟田「先輩と後輩か」
蓮「あぁ。昔はな。でも
今回の事は許せへんわ。」
大牟田「・・悪かった。」
蓮「あん?闇市が謝ること
やないよ。何か事情がある
ことなんやろうと思うわ。
俺が許せないのは四神や」
大牟田「野田・・・。」
蓮「よっし。だいぶ意識が
戻ってきたわ。ありがとな
手当てしてくれて。」
大牟田「大丈夫か?
これからどうするんや?」
蓮「このまま四神の所に
乗り込みたいけどな。
ウチの族が心配や。」
大牟田「足あんのか?」
蓮「無い。どうすっかな
まぁ歩いていくよ。」
大牟田「後ろ乗れや。
現場まで送ってやるよ」
蓮「ええんか?」
大牟田「あぁ。早く乗れ」
俺は大牟田の単車の後ろ
に乗って現場へ戻った。