蓮「何があったんや?」
周りにいるギャラリーに
詳しく聞いてみた。
「あー。何かね・・・」
蓮「そういうことか。」
話を聞いてみると1組の
財布の盗難があったと
いうことだった。
1組の部屋から出てきた
のが3組の連中であって
盗った、盗ってないの話の
もつれから喧嘩になった。
1組の奴らが3組の連中に
殴りかかったことでクラス
の男子が殴りあいに発展。
4組には関係のない話だ。
だから俺には関係ない話と
思ったので無視した。
しかし・・・
全員が俺の方を見る。
「お前は止めないのか?」
というような目で俺を見る
しょうがない・・・
俺は喧嘩を止めに入った。
蓮「ストーップ。止めぃ」
止めに入るが止まらない。
近づいて止めようとした時
興奮している奴から本気で
殴られた。
殴られた瞬間俺はキレた。
蓮「おおぉぉぉ。コラぁ」
殴った奴をシバキ返す。
他にも喧嘩している奴を
とにかく殴りに向かう。
殴って止めるしかなかった
というより人を殴る理由が
欲しかったのかも知れない
暴走族は暴れるのには何か
理由が必要だ。
仲間がやられた。
誰かが喧嘩を売っている。
10倍の仕返しをする。
そういう理由が必要だ。
俺は殴られたことで他の
奴らを全員殴る理由が
できたと思っていた。
俺が4人を殴り倒した時
喧嘩は止まっていた。
俺に殺されると思ったの
だろう。殺気はあった。
??「なんや?なんや?」
そこへ瀬戸がやってきた
瀬戸は状況を見てから
俺に質問をした。
瀬戸「野田。お前が話せ。
今ここで何があった?」
蓮「あぁ・・・実は」
盗難があった事でもめてた
ことを全て話しした。
俺が止めに入った事も。
瀬戸「それは本当か?」
瀬戸は羽田さんを見た。
羽田さんはうなずいた。
瀬戸「そうか・・・。
でもそれは1組と3組の
問題や。先生を交えろ。
先生を交えて犯人を捜せ
そしておかみにつき出せ」
蓮「おかみ?」
瀬戸「あぁ。悪い。警察」
警察の事をおかみと呼んだ
警察の事をおかみと呼ぶ。
そんな呼び方は特殊だから