第101話 覗き見

2014年7月11日金曜日

第4部-宿泊訓練-

t f B! P L
山登りも終わり疲れて
宿舎に戻っていった。

蓮「あー。疲れたぁ」

他のクラスよりも早く
戻ってきた俺達2組と6組
は少し休憩時間ができた。

蓮「そっちのB館に
行ってもいいか?」

瀬戸「いいと思うけど」

蓮「A館つまんなくてな」

瀬戸「俺はA館に用事が
あるからA館に行くよ」

蓮「何?誰に用ある?」

瀬戸「中学の時の同級生
にな。ちょっとな。」

蓮「羽田さんか?」

瀬戸「あー。同じクラスか
羽田とちょっと話ある。」

蓮「呼んでこようか?」

瀬戸「いや。いいよ。
こっちから行くわ。」

そうして瀬戸はA館へ
向かって行った。

俺は瀬戸ともっと話を
したかっただけなので
B館に行かず瀬戸の後を
追いかけていた。

瀬戸「羽田さーん。」

瀬戸が大声で呼んでいる。
その声を聞いた羽田さんが
驚いて上から降りてくる。

羽田「明君。どしたん?」
羽田さんは少し嬉しそうだ

瀬戸「デート誘いにきた」

羽田「マジで?嬉しいわ」

そうして2人は外へ出る。
そんな2人を尾行するのは
俺だけでは無かった。

蓮「何でみんないるの?」
そこには2組の女子がいた

女子「気になるやんかぁ」

女子はキャピキャピしてる
恋愛になると楽しそうだ。

2人の話が少し聞こえる。

瀬戸「・・・やけどな。」

羽田「でも・・かもね。」

瀬戸「幸せ・・・やろ。」

羽田「楽しい・・好き。」

かすかにしか聞き取れない
しかし2人は楽しそうだ。

女子「あの2人もしかして
付き合ってるの?」

蓮「付き合ってはないって
言ってたけどな。」

俺が何故か強く否定した。

女子「野田君。もしかして
羽田さんの事好きなん?」

蓮「まさか!?好きなわけ
ないやんけ!」

思わず声を張り上げる俺。
その声に2人が気づいた。
俺達が覗き見してたことを

俺達はその場から逃げた。

それから数分後。瀬戸も
羽田さんも戻ってきた。

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