g-76話 高2 冬

2022年10月9日日曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
高校2年の・・冬・・
期末試験が終わった頃

ザー・・・ザー・・・

その日は・・・雨が
強く降っていた・・・

今でも忘れられない・・

ロバートが倒れてから・・
もう6日間が過ぎていた。

蓮「静かすぎるなぁ・・」

静かな日々が続いていた。
と言っても・・・

周りの連中は変わらない。
新学期に向けて騒ぐ者達や

これから高校生になるに
あたり浮かれている者・・

それに・・・

白木「おい。総長?」

蓮「あん?なんやねん。
そんなぞろぞろ連れて」

中学卒業したぐらいか?
つっぱってる連中が多い

滝「みんな後輩やとよ。
誰の後輩かわからんけど
挨拶しておきたいって」

蓮「挨拶とかええって。
滝と白木に任せるわ」

はっきり言って・・・
覚える自信がなかった。

それに誰かもわからない
後輩に威張りたくもない

??「ちはっす。自分○○
中学の田原って言います
塚地さんの後輩です。

野田総長に憧れてます。
よろしくお願いします」

??「ちはっす。自分・・」

蓮「・・・」

こんな感じで挨拶される。
やっぱり覚えられない。

10分ほど過ぎて・・・
やっと全員の挨拶が終わる

滝「蓮。お前も総長として
後輩に挨拶したってくれや

そうせなかっこつかんぞ」

蓮「はぁ・・・わかった。
得意やないねんけどなぁ。

羅針7代目総長やってる
野田 蓮や。よろしくな」

普通に挨拶しただけ・・・
なのに・・・面倒くさい。

??「すげぇ。やっぱ伝説は
オーラが全然違いますね」

蓮「・・・えっ?」

??「神戸連合に乗り込んで
認められたんですよね?」

目を輝かせて聞かれる。

蓮「まぁ・・そうやけど。
でもちょっとちが・・・」

違うと・・言いたいのに。
勝手に興奮されていた。

??「やっぱりすげぇ!!
四神の斉藤 有也と一緒に
乗り込んで神戸連合の奴ら
全員しばいたってマジや。

そんでその斉藤 有也と
タイマン張って勝ったん
ですよね?」

蓮「最後勝っただけや。
2回ほど負けて・・・」

??「すっげえぇ~!!」

勝手に興奮されていた。
話はまだ途中なのに・・・

滝「ははっ。しゃあないわ
まあ有名税ってところや」

蓮「後でこいつらに正しい
事を説明しとってくれや。

俺は先に帰るわ」

滝「もう帰るんか?」

蓮「あぁ。ちょっとな・・
気になってる事あんねん」

滝「気になってる事?」

蓮「静かすぎんねん・・・
神戸連合とインカが・・」

初代インカ陣の終わり・・
そして頭不在の神戸連合の
頭を決める時期・・・。

今年はそういったことの
引継ぎがあるはずだが・・

何かが起きる気配がない。
その静けさが怖かった・・

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