第1253話 手紙の内容

2016年4月29日金曜日

第46部-願い-

t f B! P L
瀬戸の教室を開けた。

蓮「瀬戸・・・いる?」

??「まだ来てないけど」

蓮「そうか・・ごめん」

教室の外で待っていた。
しかし・・・来なかった

蓮「・・・またさぼりか」

さぼったのがわかった。
と・・・思った瞬間・・・

瀬戸「なんや・・・お前」

蓮「待ってたんやわ・・」

瀬戸が遅れてやってきた。
遅刻してやってきていた。

蓮「これ・・ロバートから
瀬戸宛にやってよ・・・」

瀬戸「ロバートから?」

瀬戸に手紙を渡した。

蓮「確かに渡したから」

瀬戸「あぁ。ありがとう」

俺の役目も・・・終わった
ちゃんと瀬戸に渡しきった

そして3時間目の休み時間
に瀬戸の噂を聞いた。

瀬戸が授業中に突然泣いた

そんな噂が流れていた。
女子達はかなり心配してた

蓮「手紙・・読んだんか」

手紙を読んだとわかった。
俺だけが理由を推測できた

その日の昼休み・・・

蓮「おっ?珍しいやんけ」

瀬戸「教室にいづらくてな
不覚にも泣いてしまった」

蓮「学校で読むなよなぁ」

屋上に瀬戸が来ていた。
かなり珍しいことだった。

瀬戸「野田はこれ読んだ?
俺宛のこの手紙・・・」

蓮「読めるわけないやんけ
大事な手紙を許可もなく」

瀬戸「じゃあ読めや」

蓮「えっ?いいんか?」

瀬戸「ほれ」

瀬戸が手紙を渡してくれた
そして・・・読んだ・・・

瀬戸への手紙

蓮「お前・・・こんなんを
授業中に読むなよな・・・
これは・・・あかんやろ」

瀬戸「我慢できんかった。
早く読みたかったんやわ」

蓮「でも・・・ロバートの
言ってる事もわかるわぁ」

瀬戸「どこがやねんな?」

蓮「瀬戸が人の下について
るってのもおかしいねんや
上に立ってればええのに」

瀬戸「俺はまだまだやねん
人の上になんて立たれへん
俺はずっと下でええねんや
ロバートの下でええねん」

蓮「そっか・・・」

それしか言えなかった・・
俺が瀬戸に言える事なんて
ろくになかったから・・・

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