高校を卒業した俺は大学へ
進学が決定していた。
学校の推薦で工業大学へ
進学が決まっていた。
福井県の田舎の大学だ。
彼女とは卒業して別れた
彼女は遠距離でもいいと
言っていたが・・・
遠距離恋愛なんて俺には
できそうもなかったから
変に嫉妬してしまうなら
別れて終わっておきたい
彼女も彼女でたくさんの
人と出会うのだから・・
俺の自分勝手で別れた。
本当は大学に進学なんて
考えてもいなかったけど
学歴っていうのがあると
ないのとでは違ってくる
推薦をもらえて面接して
合格したのでよかった。
学校指定のマンションを
安く借りることができて
1人暮らしも始まった。
大学の入学式を終えて
大学生活が始まった。
みんな地方から出てきて
いる人が多かった。
みんなとなじむために
自己紹介をして挨拶した
仲良くなるのに時間は
そうかからなかった。
高校時代・・・瀬戸に
改めさせられた経験が
あったのでいかせられた
ただ・・・大学生って
いうのは変なのも多い。
大学デビューなのかな?
悪そうにしてるのもいる
そういうバカも多かった
もう大学生なのに・・・
さすがにバカだと思った
新歓コンパなどもあって
みんなと飲みにいったり
して楽しく過ごしていた
よく上がるテーマは
「高校時代どうだった?」
どんな高校生だったのかを
みんな言いあったりしてた
武勇伝を話す者もいれば
元ヤンという者もいる。
女子「野田君は?」
蓮「俺はいじめられてた」
女子「えー。本当にぃ?」
蓮「本当。本当。ずっと
先輩にいじめられてた」
みんなはかっこいいことを
言うが俺は言いたくない。
でもウソも言いたくない。
確かに俺はインカのみんな
からいじめられるかのよう
に殴られていたからその事
だけを話すようにしていた
何も聞かれたくなかった。
大学は勉強する事が多くて
勉強に没頭する事ができた
遊ぶつもりで大学に来てる
者も多いけど俺は勉強した
一度俺の勉強を邪魔しよう
とする連中を人のいない所
でシバき倒したこともある
いじめられてた=弱い
という公式にはさせない。
インカのみんなからいじめ
られてたのは色々と教えて
もらうことが多かったから
蓮「みんな元気かなぁ?」
高校3年になった時から
自分が上の存在になって
からつまんなくなった。
俺は人の上に立てるような
存在じゃないと気づいた。
インカっていう上の存在が
いた時の方が楽しかった。