安部「じゃあまたね~」
柴田「適当に走ろうぜ~」
そう言って走っていく。
蓮「ちょっと待ってって。
あぁ~。待ってくれやぁ」
完全に俺を忘れていた・・
俺を置いて走っていった。
が・・・すぐ戻ってきた。
めっちゃ心臓に悪かった。
柴田「野田を忘れてたわ。
ほれ。後ろにでも乗れや」
蓮「鹿角さんの後ろよりも
飛燕さんの後ろがいい」
さっきの転倒の記憶が
まだ新しかった。
安部「じゃあこれ乗れや。
俺が鹿角の後ろに乗るわ」
蓮「あっ。はい」
飛燕さんが降りて俺が乗る
飛燕さんが鹿角さんの後ろ
に乗ることになった。
鹿角「そんじゃあ行こう」
蓮「はい。わかりました」
ヴォン・・・ヴォンヴォン
ヴォーン・・・ブーン・・
蓮「めっちゃ速いって」
一気にギアを上げて行って
トップスピードに乗った。
確かに運転が上手かった。
俺は追いつけなかった。
追いつけないのに気づいて
くれたのかスピード落とす
70kmまで落としてくれた。
安部「野田ぁ。遅いねんや
さっさとついてこいやぁ」
蓮「速すぎるんですって」
絶対に俺が遅いとは思えず
鹿角さんが速いと思った。
信号ではきちんと止まる。
そして適当に流していた。
その時に・・・見つけた。
ノーヘルで走っている連中
を見つけたのですぐに追う
柴田「あれ?そうやろ?」
安部「そうやろうな」
蓮「いきましょうか」
信号が青に変わった瞬間に
一気にギアを上げて走る。
蓮「くそっ。怖いって」
俺には鹿角さんのように
単車を扱う事ができない。
それでも80kmで走っていた
鹿角さんは多分120km以上
で走っていたと思う・・・
かなり引き離され追いかけ
ていき前の連中が見えた。
蓮「なにしてるんやろ?」
全員単車から降りていた。
そして何か話をしていた。
柴田「お前らも違うんか」
安部「横浜はややこいな」
蓮「どうしたんですか?」
そこに俺も合流する。
柴田「こいつが発起人や。
こいつに聞いてくれや」
蓮「何がなんですか?」
全く意味がわからない。
とりあえず話を聞いた。