第1112話 警察の情報

2015年12月9日水曜日

第42部-国家暴力-

t f B! P L
沢田「正月におまえら2人
は仲間を逮捕したやろ?」

村田「俺達の仲間やねん」

向井「・・・えっ?」

山口「あいつらの仲間か。
これは・・・ヤバイなぁ」

2人はロバート側ではなく
ロバートと俺がシバいた方
のヤンキー側の仲間に
なりすましていた。

村田「教えろや。あの後に
お前らは何をしたんや?」

沢田「警察署に連行した後
何があったか教えろや」

山口「別に・・何も・・」

ドボッ・・・ガッ・・・

腹に膝蹴りを入れ顔を殴る

村田「何もないわけない。
お前・・・なめてんのか」

山口「なめてないです。
ほんま・・・すみません」

沢田「もう一度聞くぞ。
警察署に連行したあの後に
お前らは何をしたんや?」

向井「言えないんです。
警察の情報は漏らすことが
できないんですよ・・・」

警察内部の話は他言禁止だ
どんな理由があろうと・・
言ってはならない掟がある

村田はそれを知っていた。

村田「確かにそうやな・・
でも俺達もただで教えて
もらおうと思ってないわ。
これとの交換を要求する」

向井「それ・・・俺達の」

沢田「お前達の警察手帳や
お前達から奪った相手から
取り返してやってきたぞ」

そう。これは偽造だった。
よくできた偽者の手帳だ。

彼らは警察手帳さえ戻れば
今までの生活に戻れる。

警察手帳をロッカーの中に
置いてたとか言える。

言い訳はいくらでも作れる
とにかく警察手帳が欲しい

彼らの心は動いていた。
そしてそれを利用した。

さらに甘い誘惑を出す。

沢田「誰にも他言はしない
こんな所で話してるしな」

村田「ここにおいとくわ。
話せば返してやるからな」

追い詰め方が完璧だった。

警察手帳を自分達の後ろに
投げてフリーの状態にした

話せば渡す姿勢が見える。
渡す気があるように見えた

目の前にゴールがある。
そうなると人はすがりだす

山口「お前達を信じるわ」

向井「絶対他言禁止やぞ」

沢田「あぁ。約束する」

山口「あの後・・俺らは」

山口と向井は話し出した。
警察署へヤンキー達を連行
した後の話だった

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