つまりバックにヤクザが
いるということで誰にも
邪魔されずに走れる。
その代わりに面倒見料と
いう名目でバックに金を
支払う。
バックに金を支払う為に
色々カンパ金を集めたり
パー券を売ったりする。
※昔はパー券だったが今
ではひったくりなどに
なり一般人にも迷惑を
かけだしている。
このやり方はヤクザに
とってメリットがある。
暴走族は掴まっても
ヤクザの名前は出さない
ヤクザにとっては安心な
忠実なしもべとなる。
ヤクザは堅気には手を
出さないが暴走族や
生意気な連中には出す。
だからバックにヤクザが
ついている暴走族に簡単
に歯向かう事はできない
必ず狙われるから・・・
蓮「つまり好き勝手に
暴れて走ってる連中の
巻き添えを勝手に俺達も
くらってるって事か?」
有也「そういうことや」
蓮「ふざけやがって」
有也「今は目立つ時期や
他の族とぶつかったら
一気に面倒くさなるぞ」
蓮「変わったな。有也。
須磨のトップになって
一気に落ち着いたんか」
有也「なんやと?」
蓮「去年は神戸連合に
喧嘩を売ってたのにな。
勝てない喧嘩を売りに
行ってたやないけ。
あの頃の攻撃的姿勢は
もう無くなったか?」
有也「お前の為に言って
やってるんやんけ」
蓮「俺の為にやと?有也
はいつから俺の保護者に
なったんや?」
有也「喧嘩売ってるんか」
蓮「喧嘩売ってるように
聞こえたらもう終わりや
もう引退してしまえや。
総長の座に相応しくない
守備に入った有也はもう
何も怖くないねんや」
有也「おい蓮。待て」
その場にいるのが辛い。
有也の立場もわかる。
もう次の代への引渡しを
するのが有也の役目だ。
自分が戦闘に立って行動
する役目ではなかった。
だけど・・・嫌だ・・・
俺の中での有也の存在が
弱くなるのは嫌だった。
俺は四神の集会所を
後にして出て行った。
そして滝達と合流して
滝達にも警察が動いて
いるというのを聞いた
滝達も知ってたらしい
バックにヤクザをつけて
いるまでは知らなかった
らしいが・・・