蓮「他にすることは?」
瀬戸「もうないかな。
後は去年通りやな」
蓮「よし。わかった。
じゃあ準備を進めよう」
変わったのは運動部も
参加させるという点だ。
なので予定に大幅な変更
はそれほどなかった。
有志のバンド審査もしたり
各科の出し物の審査もした
やる事が多くて疲れるけど
責任感もあって大変だった
瀬戸が現場を仕切り指示を
出して動いていた。
瀬戸しかいなかったから。
色々と準備している間に
ロバートは一度も生徒会に
出ずに由紀さんと京子さん
も生徒会には出なかった。
なんかそれが寂しかった。
でも瀬戸が1人で3人分も
頑張っていたので誰も何も
文句を言わなかった。
そして・・・
文化祭の2日前には全ての
準備が整っていた。
蓮「あー。疲れたなぁ~」
瀬戸「みんな。お疲れさん
よくここまで頑張ったわ」
美樹「めっちゃ疲れたぁ」
あっこをどうすればいいか
ここはどうするのか・・・
そういうのを聞く相手も
いなく全部自分で考えたり
すると精神的にも疲れた。
いつもこんなことを・・・
ロバートはこなしてたのか
と思うとすごいと思った。
翌日にロバートにチェック
してもらい褒めてもらった
全員それが嬉しかった。
そして・・文化祭を迎える
庫兵工業の文化祭の入場は
自由でチケットもいらない
誰でも入れる文化祭だ。
来場者数が多いわけでも
大した文化祭でもない。
どちらかというとひっそり
と開かれてる文化祭だ。
学校の卒業者だったり他校
の女子生徒も入ってくる。
彼女のいる者や彼氏のいる
者が一緒に校舎を回る。
去年も地味な文化祭だった
午前10時に開場した。
ひとまず教室でゆっくりし
コーヒーを飲んでた時に
俺の携帯電話が鳴った。
蓮「あれ?滝からや」
電話をとって会話する。
滝「あ~。蓮?今お前の
学校の近くにおるねんけど
バイクどこおけばいい?」
蓮「あれ?来てるんか?
つーかバイクで来るなよな
適当にどっか置いてこいや
そっちに迎えにいくわ」
滝達が学校に来ていた。
羅針の連中が文化祭に私服
で遊びに来ていた。
暴走族ではなく一般として