俺達が逃げている頃・・・
源治は海岸倉庫へ移動した
源治「突然悪かったのぉ」
早紀「放せや。汚い手で
いちいち触んなや」
源治は津田を放した。
早紀「目的は何じゃ?
うちを拉致った目的は?」
源治「話がしたいだけや。
広島ナンバー1の津田と」
早紀「なんの話や?」
源治「俺と手を組まんか?
お前は力の使い方を何も
わかってないけぇの」
早紀「力の使い方?」
源治「あぁ。そうじゃ。
津田。お前には手を貸して
くれる男がようけおる。
中学生~ヤクザまでおる。
そいつらの力を使って
広島を制圧しようや」
早紀「はっ。笑わせるな。
広島を制圧する気はない。
そういう考え大嫌いや」
源治「でもそうはいかん。
お前に何かあった時には
必ず誰かが動いてるねん。
津田の意思に関係なくな」
早紀「くっ・・・お前」
津田が源治に殴りかかる。
源治はかわして手を掴んだ
源治「木刀を持たないと
お前はただの女やねんや」
早紀「くそっ。放せや」
源治「お前の力が欲しい。
自分の意思に関係なく動く
周りの力が欲しいねんや。
津田。俺の女になれや」
早紀「嫌じゃ。放せや」
その時松木達がやってきた
倉庫の場所はわかっていた
松木「やっぱりここか」
丸金「津田。無事か?」
源治「これはこれは・・・
やっぱり来たかいな」
松木「こらぁ。源治ぃ・・
お前は何を考えてるねん」
松木が源治に近づいていく
源治は津田を人質にとり
ナイフを顔に近づけた。
源治「近づくな。近づくと
津田の顔に傷をつけるぞ」
松木「ぐっ・・・お前」
丸金「紫龍会の副総長やろ
こんな事してどうする?」
源治「紫龍会の副総長?
そんなもん必要ないけの
俺は・・・松木に族を
潰されてからいつか反逆
してやろうと思ってた」
松木「なんやと?」
源治「松木ぃ。お前は
津田を追いかけてたから
何も知らないじゃろ?
松木。お前を騙すのは
非常に簡単やったわ」
松木「どういうことや」
源治「紫龍会はなぁ。
裏切られて丸金連合に
いったってのはウソや」
??「そういうことや」
後ろからバットを持った
連中がゾロゾロ集まった