第933話 緊張感

2015年6月13日土曜日

第35部-野球最終編-

t f B! P L
妙な緊張感が走っていた

真木「最後の1球や・・
ここは150kmの方やろ」

真木はヤマを張っていた。

瀬戸「最後どうするかな。
多分150km台を予測してる
んやと思うねんけど・・」

瀬戸は考えを読んでいた。
しかし・・・悩んでいた。

瀬戸「もし・・・120を
ヤマはってたら打たれる。
80でも一緒の事や・・・
150やったらヤマはっても
打てへんやろうしなぁ」

橋本「どうするんや?」

瀬戸「これでいきましょう
これが一番安パイですよ」

橋本「おう。わかった」

ロバートが球を投げた。
155kmのストレートだ。

真木「きたっ。ここや」

全員固唾を飲み見守った

キイイイン・・・

真木「ぐううっ・・・」

真木が強引に打った。
もう勘で打っていた。

蓮「打ちやがった・・」

真木「つっ・・・重いわ
なんでこんな重いねん」

打った球は詰まっていた

森野「届かない・・・」

ファーストの頭を超えて
ライト前へ飛んでいった

2塁ランナーが走る。
3塁を廻ってホームへ。

瀬戸「菅原ぁ。こいや。
中継無しや直接投げろ」

菅原「瀬戸ぉ。頼んだ」

菅原がホームへ投げる。
ボールが返ってきた。

球が帰って来るのと
ランナーが来たのは
ほぼ同時だった。

ヘッドスライディング
でランナーはきていた。

砂ぼこりが舞っていた。

瀬戸が技術を見せる。
グローブを引きキャッチ
と同時にそのまま相手の
腕を払いのけていた。

円の化剄動作を使ってた
一連の動作で動いていた

瀬戸「よし。アウトや」

相手はホームベースに
手を触れていなかった。

しかし・・・

審判「セーフ。セーフ」

観客は一気に盛り上がる
ベンチも盛り上がってた

荒木「よっし。同点や」

真木「・・・セーフか?
今のがセーフなんか?」

1点が入り4対4になる
さらにランナー1・3塁

瀬戸「おい。なんでや。
どう見てもアウトやろ」

瀬戸がまた抗議をしてた
他の者は砂ぼこりで何も
わからない状況だった。

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